算命学10分レッスン(496日目)応用編・破法の実際

算命学10分レッスン(496日目)応用編・破法の実際

 

きょうは二重破の話をします。

 

二重破とは、陰占命式中に2つの破を持つことを言います。

 

例1)     例2)     例3)

日 月 年  日 月 年  日 月 年

柱 柱 柱  柱 柱 柱  柱 柱 柱

○ ○ ○  ○ ○ ○  ○ ○ ○

子 酉 子  未 戌 戌  卯 卯 午

 

例1)

・日柱 子 と 月柱 酉 は 破

・月柱 酉 と 年柱 子 は 破

 

例2)

・日柱 未 と 月柱 戌 は 破

・日柱 未 と 年柱 戌 は 破

 

例3)

・日柱 卯 と 年柱 午 は 破

・月柱 卯 と 年柱 午 は 破

 

●二重破を持つ人に顕れる現象

 

・性癖に特殊なものが顕れます。

いわゆる変態的な要素を持った人です。

女性の下着を盗んだり、風呂場を覗いたり、スカートの中を写真に撮ったり、痴漢行為に及んだりしてしまいます。

もし知り合いにこんな人がいたら、この変態的な習性は変えられませんから、我慢させるより合法的な手段で解決をした方が現実的です。

私の経験を少しお話ししますので、参考にしてください。

 

今から20年ほど前のことですが、子供の将来を鑑定して欲しいとの依頼がありました。

その親は、子供の進路についてのヒントを望んでいたようです。

しかし、その小学校の5年生の男の子には、2重破がありました。

そのため、私がその旨をお話しすると、2・3日経ってから、両親が揃って深刻な顔で尋ねてきました。

息子の部屋を探したら、女の人の下着が何枚か出てきたというのです。

私はその親に次のようにアドバイスしました。

「その子の性癖は直りません。

親がそのことで叱ったりすると、子供はますます陰に籠もり、そのうち女性を襲ったりするようになるかもしれません。

そうならないようにするには、子供のこの特殊な性癖を認めて容認してください。

その上で、この子が犯罪を犯さないような手立てを講じることです。

つまり、合法的に女性の下着を手に入れる手段を教え、それを容認してあげましょう。

そのかわり、親に隠れて下着を盗んだり、女性の裸を覗いたり絶対しないことを約束させることです。

女性の下着は、通販などで売っているはずですから」

 

私のアドバイスは、社会の良識派からはとんでもないことと、非難されるでしょう。

多分、「子供に良く言い聞かせて、二度とこんなことをさせないように、良く監督しておくことが大切だ」などと言うことでしょう。

 

そして、ある時についに下着泥棒が発覚すると、親子共々世間の非難の対象にされてしまい、立ち直れないくらいの状況に追いやられてしまうでしょう。

 

算命学は、社会的な綺麗事では済まされない、人間の規範を超えた部分が自然のエネルギー論として示されるからこそ価値があるのです。

集団で生きて行く社会のために作られた人工的な規範と、自然エネルギーで定められた宿命との折り合いをどこでつけるかが、算命学の実際という実践論の課題なのです。

皆さんもここのところを良く考えて、算命学に接していただければと思います。

 

また、二重破を持つ人は、同性に興味を持つ人も多いようです。

男性の場合は、オカマ、ホモセクシャル。

女性の場合は、レズビアン、おなべ。

などと呼ばれる人たちは、相当な確率でこの二重破所有者です。

もちろん、二重破所有者が全員性癖異常とか、二重破でなければ性癖異常者ではないということではありませんので、誤解のないように理解しておいてください。

2014-12-09 創喜