算命学10分レッスン(498日目)実践偏・対冲

算命学10分レッスン(498日目)実践偏・対冲

 

命式に現れる分離条件の中でも、一般的なもので鑑定上大切なものは対冲です。

この対冲について、算命学の鑑定師に鑑定してもらった経験のある人でも、詳しくその現象の説明を受けていない人が多いように感じます。

そこできょうは、その実際について少し解説してみます。

 

日柱は自身を表すということはご存知だと思いますが、日柱と月柱が対冲の関係であったら、どういう現象が起こるでしょうか。

月柱は、月支元命と言われるように、あなたの命の源です。

人は両親の間に生まれて来るのですが、それは生物学的な現象にすぎません。

人の命は、脈々と流れ続ける命の流れの中で生まれます。

これを今の人間社会では、家系と言って大切にしています。

しかし、命を育む肉体は、肉体を持つ親の肉体から生まれてきますが、精神(宇宙エネルギー)は別のところからやって来るというのが、算命学の考え方です。

いわゆるこれが輪廻転生の考え方で、肉体は滅びても精神(心=宇宙エネルギー)は生まれ変わるという理論です。

自身の生存の根源である月柱は、家系の位置ですから当然あなたと同格の兄弟姉妹のエネルギーも

あなたの月柱のエネルギーの範疇ということになります。

その月支と日支が分離条件になっているということは、あなたの配偶者とあなたの兄弟姉妹の間に何かのトラブルが起こるということを暗示しています。

ここで重要なことは、あなた自身とあなたの兄弟姉妹との間に起こるトラブルではないということです。

なぜなら、生きているあなたは肉体という空間を持っていますので、生身のあなた自身を表しているのは、日干ということになるからです。

 

あなたの配偶者と兄弟姉妹のトラブルの形には、いろいろなケースが考えられます。

何となくそりが合わない。子供を自慢しあう。親の面倒を巡って。

現象的には種々菜々でしょうが、最終的にトラブルことには変わりありません。

 

もしもあなたの配偶者の命式に日支と月支の対冲があったら、兄弟姉妹とのお付き合いはなるべく配偶者(夫または妻)抜きで行うのが良いでしょう。

もちろん、法事や冠婚葬祭などの儀礼で、短時間顔を合わせるのは問題ないと思いますが、それ以上の付き合いは止めたほうが無難です。

 

また、自分にその対冲があった場合には、配偶者に良く説明して、配偶者の兄弟姉妹とは節度を持ち距離を置いたお付き合いができるようにしましょう。

 

身内のトラブルは、一度起きてしまうと厄介で、人生そのものを面白くなくしてしまいます。

出来ることなら、避けるべきだと私は思いますが?

2014-12-11 創喜