算命学10分レッスン(647日目の2)貴幼法

算命学10分レッスン(647日目の2)貴幼法

 

幼法

中心星が『閣星』の基本概念

総論

閣星は、陽の南方気運です。

意味的には、目下・子供の座気で、自然の伝達という意味があります。

この思考形態は別名「観察思考」とも言い、空想や想像ではどんな思考も形成できません。

現に目の前に現れている現象や状況から、思考を形成して行くのです。

そのため、子供の頃には、現実として目の前に居る両親の生き方に大きく左右されます。

稼業を継いだり、親の職業を踏襲したりと、親から見れば素直で良い跡取りとして、可愛い子に映るでしょう。

しかし、親の考え方や人間性を踏襲するものではなく、単に、親が社会に対してどう生きているのか、社会に対してどのような行為をしているか、あるいは、社会的にどのような行動パターンを取っているかだけを見て、表面的な現象を踏襲しているにすぎません。

ですから、本人の人生が親の模倣あるいは裏返しとなり、自分自身を見失ってしまう可能性を孕んだ、微妙な思考形態と言えます。

例えば、両親が子供の頃離婚したりすると、無意識に結婚に対する魅力を失い、生涯独身で通したり、親が社会から疎外された環境で育つと、親を助けるのではなく、社会に対して復讐するような生き方をします。

表面的には柔軟に見えますが、実際には物事をじっくりと観察し、感情を加えずに冷静で合理的な判断をして行く思考形態となります。

思考方法

思考方法は自然体で、両親の生き方などなど目に見える現実を鋭く観察することで、その根源が形成されます。

そのため、形の無いもののことをあれこれ考えず、期待も落胆もしないため、心に葛藤も生まれず、のんびり屋のように見えます。

特に子供時代には、夢の無い面白くない子供と映るかもしれません。

しかし、現実的な物事に対する観察力と、それを分析する能力は高く、身の周りに起きる出来事の根本的な原因を見抜く力があります。

つまり、この星を中心に持つ子供は、現実に起こる現象を観察することで、その現象に内在する本当の原因を、本能的に察知することができるのです。

次回は、鳳閣星のお子さん

I子ちゃん:2013716日生まれの女の子

J男ちゃん:200245日生まれの男の子の順で見て行きます。

I子ちゃんの場合は、私のミスで以前は禄存星に分類していましたが、説入り日の関係で鳳閣星として扱います。

終末のなりますので、掲載は月曜日以降です。

関係者の方は、終末にしっかり読み込んでおいてください。

2015-08-06