算命学10分レッスン(513日目)自然の法則と算命学
東洋哲学の基本の考え方として、陰陽五行論があります。
陰陽五行論と相生相剋論から、算命学理論が出来上がっているのですが、五行の質と人間の関係について考えてみたいと思います。
★木質または木性
木質は炭素のことです。
炭素は、有機物を作るのに欠かせない材料で、たんぱく質などを合成しています。
つまり、人間の肉体が存在するためには、なくてはならないものです。
★火質または火性
火質は、動力源として生物が活動するために必要なエネルギー源です。
人間の肉体の内部で、火が燃えていることで、私たちは動き回ることができるのです。
★土質または土性
土質は、人間がよって立つ足場です。
地上にしっかりと立ち安定していることが、生きている人間には重要です。
★金質または金性
金質は、人間が生きて行くために欠かせない要素です。
ミネラルと言えばお分かりになるでしょう。
体調を整えたり、脳を活性化させたりする効果があります。
もしミネラルが不足すると、いろいろな病気を引き起こし、絶命することになります。
★水質または水性
水は言うまでも無く、人間の命と密接につながっています。
ご飯を食べなくてもある程度生きて行けますが、水を飲まないで生きて行くことはできません。
上記のように、五行の質どれが欠けても、人間は生きて行けません。
つまり、五行の揃っていない空間(場所)で人は生きて行けないということは、人は五行が揃っているところでしか生きられない、ということです。
極論すると、人が生きているところには、必ず五行が存在しているということです。
五行と聞いて、漠然と木火土金水を思い浮かべるのではなく、必ず生身の人間との関連のなかで、五行の連想をしていただきたいと思います。
炭素が酸素と結びつくことを燃えると言います。
炭素と酸素が結びつくときに、熱を発生させます。
この炭素と酸素の結合が、私たちの体の中で休むことなく起こっています。
それが体温となり、私たちの活動の源になっているのです。
このように、人間の全ては自然現象の産物ですから、自然の法則に支配されているという自覚を持つことが、算命学勉強の第一歩なのです。
2015-01-13 創喜