算命学10分レッスン(515日目)自然との対比
算命学教本Vol3では、陰占日柱からその人の性情を読み、日々の生活で顕われる心の現象を解説しました。
教本Vol3は、算命学占いを手軽に出来ることを目的として書いたのですが、今回は、算命学と自然の法則を結びつけて、更に詳しく60干支を解説して行きます。
干支番号1
『甲子』
甲子は、自然に例えますと、水(子)辺に立っている樹木(大木)です。
水辺に立っていると言うことは、根本が常に水で洗われ、根が露出しており放っておけば倒れてしまうような状態であることが想像できます。
南の島に行ったことのある人は、波が洗う海辺に生えている椰子の木を思い浮かべてみてください。
既に根本がすっかり地上に現れ、倒れている椰子の木が倒れたまま放置されているような景色も見られます。
そのため、甲子は算命学用語では「水辺衰弱の木」という別名が与えられています。
根が露出しているため、陰占に土質が必要です。
土質といってもいろいろな性質があるため、意味合いが違ってきます。
丑・辰・戌は土質ですが、丑は雪解け水を多く含んだ春泥、辰は水が流れ下って大海に注ぐ出口に出来たデルタ地帯の土なので、甲子これ以上の水は必要ありません。
戌は寒冷地の土なので良くありませんが、未は南西の乾いた温かい土ですから、子未と害を形成しますが『根基の土』と言って良い土だとされています。
また、支の冲(午)や庚に出会うと、人生の起伏が激しくなります。
甲子の女性で家庭運や結婚運が良くない人は、下記のような条件を持っていることがあります。
★水の多い宿命(水多)
陽占に水質の星(龍高星・玉堂星)が3つ以上あり、十二大従星の天貴星と天恍星があること。
★甲子の人の吉星
◎天庫星・・・未
◎天印星・・・戌
◎天堂星・・・辰
◎天南星・・・丑
・吉星の多い人
生活力はあまり無くても、良い生活が出来ます。
あまり稼げない人でも、生活に困ることはありません。
平和で穏かな家庭が築けます。
★甲子の人の凶星
●天恍星・・・子
●天貴星・・・亥
●龍高星・・・壬
●玉堂星・・・癸
・凶星の多い人
お金を沢山稼いでも、家庭内で対立がありごたごたが起こるので、精神的に不安定な生活になってしまいます。
生活の起伏が激しくなりますので、工夫した生き方が必要です。
次回は、乙丑です。
2015-01-19 創喜