算命学10分レッスン(516日目)自然との対比
算命学と自然の比定
干支番号2『乙丑』
乙は陰の木質で、丑は陰の土質で剋線の関係です。
丑の28元は、本元己から中元の辛を生じ、中元の辛から癸を生じ、そして癸から天干の乙を生じる関係が成立していますので、特別な関係として整った干支の形になっています。
丑は早春の土ですので、乙は早春の草ということになります。
春になると芽を出す草なので、丑の土の中で根が息づいています。
温かい太陽があれば、この草は旺盛に育ちますので、命式の中の他の干に丙=太陽があれば隆盛になります。
しかし、丑が未の対冲や刑、戌の刑などに会うと植物を育てる丑が精気を失い、乙草の根本を切られてしまう現象となりますので、危険な状態と言えます。
★吉星
◎甲・・・石門星
◎乙・・・貫索星
◎丙・・・調舒星
◎丁・・・鳳閣星
まだ寒い時期に当たる丑の時間帯は、温かい太陽(丙)のぬくもりが必要です。
また、乙を蔦とみれば大木の甲は、それに巻きついて成長できるため、ありがたい存在です。
乙の人は、甲の人と組んで仕事をすると良いということになります。
★凶星
◎未・・・天印星
◎壬・・・玉堂星
◎癸・・・龍高星
◎午・・・天貴星
乙は花や草ですから、下に水分をたっぷり含んだ土(丑)は、大変良い組み合わせです。
つまり、災いが少ない干支ですが、刑や対冲、害などがこのバランスを崩します。
男女の別なく中庸で平凡な人生を送る人です。
2015-01-20 創喜