自然との対比
干支番号8番『辛未』
辛未を自然界し例えますと、辛は陰の金質で宝石です。
未は陰の土質で、畑を意味しますが、南西の畑で温度の高い乾いた土(焦土)の畑です。
乾いた土の上に乗っている宝石は、土埃にまみれていて輝いていません。
宝石本来の輝きを取り戻すためには、宝石を水で洗ってやらなければなりません。
そのため、癸・壬が必要です。
また焦土なので作物が稔りません。
ですから、水を一杯に含んだ土である丑や辰も良いのですが、とりわけ相剋(対冲)関係にある丑は好ましいエネルギーとなります。
★吉星
癸・・・鳳閣星
壬・・・調舒星
申・・・天将星
酉・・・天禄星
丑・・・天印星
辰・・・天庫星
子・・・天貴星
亥・・・天恍星
辛・・・貫索星
庚・・・石門星
★凶星
丁・・・車キ星
丙・・・牽牛星
午・・・天胡星
巳・・・天極星
未・・・天堂星
辛未は、水質が名誉名声を得るために必要ですが、十大主星に直すと鳳閣星と調舒星となります。
つまり辛未は、名誉名声を得る星は牽牛星ではなく、鳳閣星と調舒星にその意味があるということになります。
辛未は次元の高い干支と言われ、現実のドロドロとした社会には合っていません。
そのため、商売は下手です。
精神性の世界である芸術や学問の世界に進むと良いでしょう。
また土にまみれた宝石(辛)は、土を木質で剋しても土の中から宝石をとりだせますが、それも一時的なもので、やはり水で綺麗に洗って泥を落としてやらなければ、輝きが長持ちしません。
そのため、満足に自分の自身のことが出来ないで、一生人の世話や厄介事を引き受けて暮す、という意味合いになってしまいます。
2015-01-27 創喜