算命学10分レッスン(531日目)自然との対比
干支番号17番『庚辰』
庚辰を自然界に例えますと、庚は陽の金質ですから刀や槍の武器とみますと、戦いの神ということになります。
戦いの神様が大海の出口に当たる位置の土質辰に座していますので、水路に君臨する海軍とか水軍となります。
このため、武器となる陰の金質である酉が、命式の中の他の天干にあれば、強力な武器を持った戦のかみですから、武力で敵を平定します。
ただし、陽占に貫索星・石門星があると、自分と同じ質の人間が複数いることになりますので、決断力に欠け、戦いに弱みを見せることになります。
また、月柱か年柱に『戊寅』があると、すばらしく有能な人間となり、国の政治に影響力を持つような人物になります。
★吉星
丙・・・車キ星
戊・・・龍高星
酉・・・天将星
寅・・・天馳星
戦いの神ですから、女性がこの干支を持つと、家庭運が良く有りません。
また、戌・未の刑、冲があると、戦う意欲が分離条件によって阻害されるため、意志薄弱な人という現象になります。
★凶星
丁・・・牽牛星
己・・・玉堂星
戌・・・天堂星
未・・・天南星
水は戌亥より流れ下って辰巳で大海に注ぐのが自然の流れです。
こういいますと、「そんなことは無い、太平洋側は確かにそうだが、日本海側は反対に向かって流れているではないか」との反論が出ます。
しかし、地球上の表面を流れている水は確かにそのような現象に見られますが、大気の流れと同じように基本的な流れの方向は地球の自転に影響されます。
また、算命学の生まれた大陸では、基本的に北西に崑崙山脈があり、東南に東南シナ海がありますので、高低さから言っても矛盾がありません。
庚申の人の性格を端的に言えば
・性格はざっくばらんですが、自分さえ良ければ良いという面があります。
・礼儀作法をわきまえない勝ってきままな行動をする人です。
・我慢することが嫌いで人生を楽しみながら送ることを信条としています。
2015-02-09 創喜