算命学10分レッスン(532日目)自然との対比
干支番号18番『辛巳』
辛巳を自然界に比定しますと、辛は陰の金質で自然の形としては宝石とか小さい刃物です。
巳は時間的な概念では初夏に当たり、物質としては地上の灯火または焚き火・炭火です。
また、巳は火質の旺火の手前であるため、小さな火と言っても混じりけの無い強い火です。
金質である辛は火の上に座しているため、苦しい人生を送ることになります。
これを避けるには、亥の水質で火質を弱めることが必要です。
また、壬・癸も火質を剋しますので、壬・癸が命式にあれば若い時には苦労が多いのですが、晩年必ず大成するでしょう。
★吉星
壬・・・調舒星
癸・・・鳳閣星
亥・・・天恍星
子・・・天貴星
★凶星
丁・・・車キ星
丙・・・牽牛星
巳・・・天極星
午・・・天胡星
未・・・天堂星
辛巳生まれの人は、下からどんどん火に炙られているため、弱々しく見えます。
他人には分からない精神的な苦労をしていますので、気力は感じられませんが、人間としての次元が相当高く、品性はすばらしい人です。
体力を使う仕事は基本的に向いておらず、感性や精神性を必要とする仕事向きです。
感性を使うと言っても肉体が弱々しいので、長い時間体力や気力を継続しなければならない長編小説や絵画の大作などには不向きです。
もしも辛巳に生まれた子がいれば、学問を充分に身につけるような育て方が必要なのですが、体力的な難点がありますので、大変扱いの難しい子供となります。
注意深く育てなければならない子です。
性格の特徴
・上品なことを好み、気位が高いが、女性は金が掛かる人。男性は品は良いが逞しさに欠けます。
・生まれ付いての霊感能力がある。
2015-02-10 創喜