算命学10分レッスン(533日目)自然との対比
干支番号19番『壬午』を載せるところ、29番『壬辰』を載せてしまいました。
壬午は534日目でアップします。
干支番号29番『壬辰』
壬辰を自然界に比定しますと、壬は陽の水質で自然の形としては大きな水の塊りを意味し、湖とか大海です。
大海の水は、遥か遠く(戌・亥)に源泉を発し、後から後から海へと流れ込んできますので、尽きることがありません。
それはつまり、努力をしなくてもエネルギーが補充されるということですから、運もエネルギーも大変強い人と言えます。
60干支の中では1番粘り強い質なので、男性には良い干支です。
しかし、女性が持つと異性に対しての粘り強さとなりますので、一つ間違うと淫らなしつこさとなりますので、仕事を持って仕事へのしつこさに転化することが必要です。
そうすることによって、夫運子供運は悪くなりますが、仕事で成功する可能性が大きくなります。
但し、戌に出会いますと龍は地に隠れてしまい、世の中に出る機会を失います。
命式に戌が無くて、命式中に亥と子の水質がある場合、壬騎龍背格に入格し、そのほかに甲・庚、あるいは寅・卯に出会うと動乱時には飛龍昇天となり大出世します。
★吉星
甲・・・鳳閣星
丙・・・禄存星
丁・・・司禄星
庚・・・龍高星
子・・・天将星
亥・・・天禄星
申・・・天貴星
★凶星
壬・・・貫索星
癸・・・石門星
戌・・・天南星
酉・・・天恍星
壬辰は、大海に注ぐ大河の出口に当たります。
延々と流れ下った川は、いろいろなものを含んでおり、それをこの河口に堆積してデルタ地帯を作ります。
このデルタ地帯は、土質の辰に当たりますので、作物が良く育ちます。
そんな意味で壬辰はなんとなく恵まれ、戌の対冲(戌は天に駆け上がろうとする龍をひきずり降ろす)に会って世の中の表舞台に出られないとしても、本当の意味で生活に困ることはありません。
必要がなければ、だらだらと日々を送る怠け者の要素があります。
人生の特徴
壬辰に生まれた人で、秋生まれか戌月(10月)を除く秋生まれが良い運を持つとされていますが、幸運を掴むためには制約が多くあります。
何も制約を受けないで人生を送る人は、名も無く、地位も無く、家庭も無く、親も無い人は気楽な人生になります。
反対に、子供・妻・家庭・親・地位・財産など様々な制約を受ける人は、社会的には成功者となります。
どちらの人生を選ぶかは、あなた次第です。
2015-02-11 創喜