算命学10分レッスン(535日目)自然との対比
干支番号21番『甲申』
干支番号21番『甲申』
甲申 を自然界に比定しますと、甲は陽の木質で樹木です。
申は陽の金質で物質としては刃物、時間の概念としては秋あるいは晩年を意味します。
秋(晩年)の樹木は枝葉が枯れ、精気を失っている状態で立っています。
このままでは朽ち果ててしまいますので、材木として金質の刃物で切り出してやったほうが社会の役に立ちます。
そのためには、切れ味の良い刃物が必要ですから、金質(申)を陰の火質(丁)で鍛える必要があります。
また、樹木には水生木と水質が良いのですが、甲申に限っては甲の根が申に切られていますので、癸の水は樹木を腐らせてしまうので却って良くありません。
但し、陽の水質の壬は、切り出した材木を筏に仕立てて消費地まで運ぶ川や海なので役に立ちます。
★吉星
亥・・・天貴星
壬・・・龍高星
庚・・・車キ星
丁・・・調舒星
辛・・・牽牛星
★凶星
癸・・・玉堂星
子・・・天恍星
甲・・・貫索星
乙・・・石門星
人生の特徴
実現不能な大きな夢や高い理想を持つ人で、人がついて来ない。
そのため、普通の人と交流をせず、気位が高い。
孤高の人となりやすい。
≪参考≫
壬は北方の水ですから、塩水(濁水)の意味があります。
木材は塩水につかると身が締まると言われています。
癸は真水です。
辛は刃物の代用となりますが、ナイフのような小さな刃物ですから、あまり樹木の伐採の役には立ちません。
2015-02-16 創喜