算命学10分レッスン(536日目)自然との対比
干支番号22番『乙酉』
乙酉を自然界に例えますと、乙は陰の木質で草木あるいは花です。
乙の下の酉は陰の金質ですから刃物と見ますと、草木の根が常に切られている状態です。
私たちの周りで、このような状態の草木は小さな鉢に植えられている盆栽の花です。
盆栽の花は、見て楽しむことを目的に作られていますが、いつも静穏な環境の中に置かれることが必要です。
盆栽の花ですから、他の干支の地支に癸=雨水(水やり)、天干に丁=小さな火(暖める)辛=はさみ(切り揃える)が揃うと、見事な盆栽が出来上がり多くの人の目を一身に集めます。
午も火質で、木質にとっては暖めてくれるのでありがたいのですが、午の28元は己と丁ですから火質が2つあり強すぎます。
亥は水質ですが、28元に甲と壬が内在しているので、壬の水が多すぎて良くありません。
甲は樹木ですから乙が蔦と考えると、甲が添え木としての役割を果たすから一見良いように見えますが、いかんせん壬の水が多すぎますのでマイナス作用の方が大きいのです。
吉星
癸・・・龍高星
辛・・・車キ星
丁・・・鳳閣星
凶星
壬・・・玉堂星
亥・・・天極星
乙酉は形が整っているため、後天的な条件で形が崩され難しい干支です。
見られることに耐えられるということは、女性なら美人が多いということです。
人生の特徴
盆栽の花(観賞用の花)という意味がありますので、肉親とは縁が薄く孤独です。
ただし、他人(友人・知人・周囲の人=鑑賞者)との縁は良好です。
良い配偶者に恵まれると、自分の運が下がってしまいます。
2015-02-17 創喜