算命学10分レッスン(実践編)恋愛占科
以前、有料鑑定をされた方から、ご質問をいただきました。
有料メール鑑定の質問期間は、お手元に鑑定書が届いてから1週間という規定を設けていますので、直接お答えせずに、ブログの教材として解説させていただきます。
ご質問は、夫婦の座型の判定が今一分からないというものでしたので、そこを重点に実践的な解説をしてみました。
皆さんの勉強のご参考にしていただければと思います。
尚、プライベート保護のため、命式表は生年月日、年齢などは伏せ、必要な項目だけに絞って掲載しました。
女性の命式
辛 辛 丙 牽牛星 ○○星
巳 卯 午 牽牛星 禄存星 龍高星
丙 乙 己 ○○星 貫索星 ○○星
男性の命式
戊 丁 甲 車キ星 ○○星
辰 卯 辰 貫索星 牽牛星 貫索星
戊 乙 戊 ○○星 玉堂星 ○○星
この2人の座型をみてみます。
女性の日柱と月柱の陰占は、木(卯)生火(巳)で相生関係ですから、融合関係とみます。
陽占は牽牛星=金質(西)と禄存星=土質(中央)ですから、土生金と相生関係。
従って女性は、陰占と陽占の相生型同座人間です。
男性の日柱と月柱の陰占は、辰と卯ですから、言うまでもなく分離(卯辰の害)条件です。
陽占は貫索星=木質(西)と牽牛星=金質(中央)ですから、金剋木と相剋関係です。
従って男性は、陰占と陽占の分離型同座人間です。
このカップルは、同座型人間同士のカップルですが、女性は融合条件的な同座人間で男性は分離条件的同座人間ですから、お互いの座型が違います。
この占いでは、特に融合条件的同座人間同士のカップルと分離条件的同座人間同士のカップルの特徴をみますが、サンプルのカップルはこれにあてはまりません。
従って、ここではごく普通のカップルと判定します。
今度は、陽占だけの座型の占いを見て行きましょう。
女性は、中央星が土質の禄存星ですから、西の牽牛星に対しては相生関係です。
また、南の貫索星に対しては相剋関係となっていますから、自然の形と違います。
男性は、中央星が均質の牽牛星ですから、西の貫索星に対しては相剋関係です。
また、南の玉堂星に対しては相生関係ですから、これも自然の形とは違います。
従って、サンプルのカップルは、陽占相剋型の同座カップルとなります。
陽占同座型夫婦の場合は、心が一緒に居られる心地良い関係です。
結論
サンプルのカップルは、もし夫婦であった場合、そこそこ心の通じ合う夫婦となる可能性が高いのですが、分離条件型の同座ということもあって、お互いが傷つけやすい関係でもあります。
つまり、ちょっとした行き違いが大事になる可能性を秘めた、仲は良いけれど少し危うさを孕んだ関係の夫婦となります。
確固とした関係を見極めるためには、宇宙盤占いとか共通干支法で見たり、陽占の十大主星のある位置から2人の目的を理解しあったりすることが大切です。
また、サンプルのカップルの共通干支法は適用できませんが、陽占に2つの共通星があります。
貫索星と牽牛星です。
女性の西方の牽牛星が男性の中心にあります。
これは、お互いがお互いの本質を理解できるということを意味します。
また、男性の西方の星貫索星が女性の南にあります。
これは、お互いがお互いの夢を理解できるということを意味します。
2015-02-17 創喜