算命学10分レッスン(541日目)自然との対比
干支番号27番『庚寅』
庚寅を自然界に比定しますと、庚は陽の金質で岩または鉱石です。
鉄鉱石は刃物の材料ですから、大きな庚を刃物(斧や鋸など)と考えることもできます。
寅は陽の木質で樹木ですから、庚寅は樹木の頭に刃物を載せているような状態で、天を突く大木になれません。
自分で自分を伐採しているのですから、最身弱の天馳星を生じています。
星の力は弱いのですが、運勢は悪くありません。
ただし、洩気となる干(壬・癸)は最身弱なだけによくありません。
自分(庚)を鍛えてくれる丙や丁の火質や、その火質を産む木質が自分を練磨するという意味で、鉄鋼金=庚にとってはありがたいエネルギーとなります。
★吉星
乙・・・司禄星
甲・・・禄存星
丙・・・車キ星
丁・・・牽牛星
★凶星
癸・・・調舒星
壬・・・鳳閣星
庚・・・貫索星
辛・・・石門星
壬や癸があると、気を洩らすので、影の薄い覇気の無い人になってしまします。
また、庚や辛があると結婚が一度で収まりません。
離婚、結婚を繰り返す可能性がありますが、もし子供が出来ない夫婦の場合は、一生連れ添うことになります。
皮肉なことに、子供が離婚の原因(エネルギー的にであり、必ずしも現象的な現象ではない)となるのです。
ここをどう生きるかは、夫婦の知恵の出しどころでしょう。
※人生の特徴
自分の運は伸びますが、周りの人の運を下げてしまうので、家庭運が悪いという現象が現れます。
特に、その現象は女性に強く顕われますので、キャリアウーマンとしての生き方を選択した場合、家庭を持たないことが懸命な選択と言えます。
●蛇足
腕時計みたいに、簡単に取り外しの出来る恋人を持つのも、社会で大きく羽ばたく女性には必要かも?
2015-02-24 創喜