算命学10分レッスン(546日目)自然との対比
干支番号32番『乙未』
乙未を自然界に比定しますと、乙は陰の木質で草花・蔦などの柔木を表します。
未は陰の土質で、南南西に位置する所ですから、夏の終わりに当たり乾燥した耕地などを表します。
蔦や柔木は、大木に巻きつくことで安定し成長できます。
亥寅の支合は木質化し、また亥卯の半会も木質化するので、地支に陽の木質=甲があることと同じですから、乙が大木に巻きついたり群生したりしている状態とみます。
そして、雨や露など陰の水質(癸)があれば、その繁る力は勢いを得ます。
未は雑気の乾燥した土ですから、その上に乗る木質(植物)は、太陽の光りよりも水をまず水を得ることを優先します。
水が無ければ枯れてしまうからです。
★吉星
壬・・・玉堂星
癸・・・龍高星
亥・・・天極星
寅・・・天将星
卯・・・天禄星
甲・・・石門星
子・・・天胡星
★凶星
丙・・・調舒星(女の子)
丁・・・鳳閣星(男の子)
未・・・天印星
午・・・天貴星(プライド)
己・・・天恍星(色事)
火質は乾燥した土をますます乾燥させますので、凶星となります。
これを十大主星の人物に比定しますと、女の子と男の子という意味になり、子供ということを暗示します。
つかり、女性は結婚して子供が生まれると、離婚しやすくなるということです。
午巳も火質ですから良くありません。
これらの支から算出される12大従星は、午からプライド、巳からは色事という意味が生まれますから、人生にあまり良い影響はもたらしません。
※人生の特徴
長男や長女に生まれると、蔦が大木に巻きついて成長するように、家系(樹木に巻きつく)に頼って人生を送るため、独自の才能や能力を発揮します。
それ以外の子は、巻きついたり添え木になったりする甲がなければ、怠け者のどら息子やドラ娘になってしまいやすくなります。
ただし、他家に養子に入ったり、分家を後継したりすることは樹木を得ることになり良いとみます。
2015-03-03 創喜