算命学10分レッスン(553日目)自然との対比

算命学10分レッスン(553日目)自然との対比

 

 

干支番号39番『壬寅』

寅を自然界に例えますと、壬は陽の水質ですから大きな水の塊り(湖・海)です。

は、陽の木質で、樹木・大木です。

この干支の解釈は少し難しく、大木が湖とか海の中に沈んでいると解してはいけません。

の中にある28元を見て判断します。

どんな支にも28元があり、それが天干よりも大きな役割をする場合がありますので、自然界では想像がつき難い干支は、必ず28元を参考にするように習慣付けてください。

そうしますと、生きた大木が海の中にあるという景色は、現実にはありません。

あるとすれば、枯れた木がそのまま水の中に沈んでいるような光景です。

このように理解不能な場合、寅の中の28元をみてみますと、初元に戊、中元に丙、本元に甲があります。

元の戊は、陽の土質で山ですから、天干の壬(水質)を支えている堤防の役目をしているとみます。

は大きな水の塊り、雨や湧水を集めた大河と見れますから、この戊を『雨路の砂堤』と言います。

その上、寅の中の28元は、戊(車キ星=仕事)、丙(禄存星=財)、甲(鳳閣星=寿命)と揃っているので、財運に恵まれるパターンです。

流れる水は、行く手を阻む土手(戊・己)が多くあることを嫌います。

そのため、土手が多くあることは良くないのです。

また、水路に流される水源も、単一が良く、水路も分散して流れるのではなく、一つの水路となるのが良いのです。

そのため、水源となりうる辛(玉堂星)は、一つあると吉ですが、複数あると凶となります。

水質にとって、土質が多すぎると濁ってしまいます。

そのため、土質が命式に多くあると良くありません。

他の干支が、水質と金質のみの場合、名誉と財運に揃って恵まれます。

しかし、水質と金質のバランスが悪く、金質のみが多い人は、頭は良すぎるくらい良いのですが、汚い知恵(悪知恵)が働いて悪事に手を染める可能性がありますので、要注意です。

吉星

・・・鳳閣星

・・・玉堂星(単独である場合のみ9

凶星

・・・車キ星

・・・牽牛星

・・・龍高星

・・・玉堂星(庚も含めて複数ある場合)

特徴

大胆な絵を描く画家に向いています。

2015-03-13 創喜