算命学10分レッスン(561日目)自然との対比

算命学10分レッスン(561日目)自然との対比

干支番号47番『庚戌』

庚戌を自然界に例えますと、庚は陽の金質で鉄鉱石とか大きな刃物です。
地支の戌は陽の土質で、大きな、土の塊方向は北ですから、西北西の山(高地)と考えます。
しかしこの場合、庚は西方の刃物(武器)ですから、戌は土塁で築いた要塞のようなものと考えてください。
すると。庚戌は西方で武器を構え、要塞を構築して異端の侵入を防ぐ役目を持っているため、算命学では『陸路将軍』の異名があります。
庚そのものは、陽の金質であるため。自分では動けません。
つまり、金属が形を変えることが難しいという自然界の法則からこのように評価します。
自分から動けないということは、他の力で動かせてもらうということですから、そのような質を要求します。
戌に含まれる28元は、辛・丁・戊で、丁は陰の火質。
庚を鍛えて、刃物を作る力があります。
このように考えると、庚戌にはどのような質が良いのか、あるいは悪いのかがわかりますね。
土から生まれる金質ですが、土質が多いとその土質に埋もれたままということで、発展性がなくなってしまいます。
木質があると、木質は火質を生じますから、庚はますます鍛えられ大成するとみます。
水質が多いと火を弱めてしまい、立派な刃物になることができませんので、中途半端でなまくらな刃物ができてしまいます。
この現象は人間に、体が弱く人生に活気がなくなるというようなことになります。
また、その場合、辰の冲があれば、戌の土塁は崩されてしまいます。
この現象を算命学では、人生中途での挫折とみます。
一方、火質である巳の月に生まれた場合、庚を鍛える力が強く、早くなりますので、若い時に大いに発展をしますが、夭折してしまう可能性が高くなります。
つまり、陰火はありがたいのですが、多すぎるとバランスが保てなくなり、人生が偏ったものになるということです。
巳の月(5月)生まれの人は、是非改善(火質を弱める)されることをお勧めします。

吉星

丙・・・車キ星
丁・・・牽牛星
癸・・・調舒星
壬・・・鳳閣星

凶星
己・・・玉堂星
戊・・・龍高星
辰・・・天印星

※性情の特徴
働き出したら休むことをしない人です。
ざっくばらんな性格ですが、どこか野暮ったく、性格に猛々しいところを持った人です。

2015-03-25 創喜