算命学10分レッスン(569日目)
干支番号54番『丁巳』
丁巳を自然界に例えますと、丁は陰の火質で地上の小さな火(焚き火・蝋燭の火・炭火など)です。
巳も陰の火質で、自然の形としては丁と同様(焚き火・蝋燭の火・炭火など)です。
時間的な意味では、季節は初夏一日の時間では太陽がこれから南中する午前10時から12時の間となります。
火質は午で極まりますが、巳はその午に行く段階ですから、極まった火質よりも強いと言えます。
なぜなら、極まった火質はこれから衰える段階に向かいますので、火質以外の質(午の場合は未の土質)が混じってきます。
それに比べ、巳の火質は純粋な火質で満たされたエネルギーだと言えます。
しかし、丁の陰火は太陽が出ている間は目立ちません。
この現象は、灰に埋もれた炭火に例えられ『余燼の炭火』と言います。
夜になって辺りが暗くなると、陰の火は力を発揮し目だってきます。
つまり、申・酉・戌・亥・子・丑の夜の時間帯(後天運)になると運が良くなるということです。
秋から冬、夕方から明け方にかけてが活躍の時間ですが、大運や年運に申・酉・戌・亥・子・丑が回ってくると良いということです。
また、火質は木質が回って来ても、木生火で火の勢いを強めるため、運気は上がります。
しかし、丁の小火は、雨や露など陰の水質(癸)がかかれば消えてしまいます。
後天運に癸が回り、更に金質や水質が強い場合で、丑が回って来たり、月柱が丑の場合、天庫星(入墓の星)が出ますので、寿命とは関係なく突然死(火が消える)んでしまったりします。
その理論で考えると、夜の時間(金や水)の西北の場所が良いのですが、癸や亥が回ると命に危険が及ぶことがありますので、特に注意が必要です。
またこの星は、良縁には恵まれず、もし結婚して子供ができれば子剋死の親になってしまいます。
甲や乙が回った時や命式にある時は、金運や仕事運のみが良くなります。
★吉星
甲・・・玉堂星
乙・・・龍高星
寅・・・天極星
卯・・・天胡星
★凶星
癸・・・車キ星
亥・・・天報星
丑・・・天庫星
※特徴
クリエイティブな資質に優れ、芸術的な能力がある。
2015-04-06 創喜