算命学10分レッスン(579日目)位相法その4
位相法『刑法』
刑法は部分破壊の概念です。
四角形の豆腐の角が、少し欠けたような状態だと考えてください。
この意味で、先の内面にひびが入った程度の破法とは違い、外面から確認できるような傷です。
外面から確認できるという意味は、後で述べますが具体的な現実の形(行動)となって表れるということです。
また、破を持っていると、その現象は倍化して現れます。
刑法の理論は、敵の力を弱めるために生み出されたものです。
敵軍隊のトップ3(皇帝・政務責任者・軍務責任者)の年柱の支が、三合会局(年柱支の組み合わせで、3人の支が、申子辰・巳酉丑・亥卯未・戌寅午のどれかになること=融合条件で改めて学びます)になると最強であるとされています。
そのエネルギーを打ち破り、少しでも敵の力を削ぐために編み出された技法が、刑法ということです。
その技法は、敵の中に三合会局の最初の支と同じ支を持つ人間を送り込み、その力を三位(年柱支の組み合わせで、3人の支が亥子丑・寅卯辰・巳午未・申酉戌どれかになること=融合条件で改めて学びます)の方向に分散させるということが原理となってるエネルギーの分離技法です。
つまり、戦う相手の3トップの年柱が三合会局の場合、亥卯未の三合会局なら『亥』が有効です。
亥を持った人物が適の重鎮として取り込まれれば、亥卯未は亥亥卯未となって亥のエネルギーは卯未に集約されないで外向きに分散されてしまいます。
刑は敵の力を分散させるというものですから、刑の現実的な現象はすべて他人との間で起こるということです。
自分自身の葛藤ではありませんので、他人との人間関係に重大な影響を持つ分離条件だといえます。
刑法には、
①自刑
亥・亥 午・午 辰・辰 酉・酉
②旺気刑
子・卯
③生貴刑
寅・巳 巳・申 申・寅
④庫気刑
丑・戌 戌・未 未・丑
の4種類があります。
明日から1日に一つづつ、事例をあげて少し詳しく説明して行きます。
2015-04-20 創喜