算命学10分レッスン(581日目)位相法その6
位相法その5
刑法その2
●旺気刑
命式の中に、子と卯の支がある場合を言います。
旺気刑の組み合わせは、この1種類だけです。
パターン
日 月 年 日 月 年 日 月 年
柱 柱 柱 柱 柱 柱 柱 柱 柱
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
子 卯 □ 子 □ 卯 □ 子 卯
日 月 年 日 月 年 日 月 年
柱 柱 柱 柱 柱 柱 柱 柱 柱
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
卯 子 □ 卯 □ 子 □ 卯 子
旺気刑は東方刑とも呼ばれるように、対外的な争いごとが起きやすいことが特徴です。
命式では、右の年柱が社会の方向になりますので、日柱と年柱の関係で刑が出た場合、より強い現象になって表れます。
また、刑を形成する支の他の支と、破の関係が成立した場合、刑の現象は倍化して表れます。
あなたの周りに、やたら尊大に振る舞ったり、無礼な態度をとる人は居ませんか?
もし、そんな人が居たら、子卯の刑を持っていると疑ってみましょう。
つまり、この刑の所有者は、礼儀礼節に欠けるため、対人関係で争いごとを起こしやすいのです。
具体的には、あまり親しくも無いのにため口をきいたり、ろくに挨拶をしなかったり、いきなり関係の無い会話に割り込んできたりします。
同じような現象は、あなたと相手の干支が対冲関係の場合にも起こりますが、旺気刑の所有者とのトラブルとは、現象が同じでも原因が違います。
対冲関係の場合の場合は、相手との干支との関係ですから、あなたの工夫で改善策を講じることができますが、旺気刑の場合は、その人の個人的な命式が原因ですから、他人が関わって改善策を講じることはできません。
従って、旺気刑所有者に無礼を働かれても、そんな人なのだと理解し許容するか、付き合いを自粛(疎遠な関係を保つ)するしか改善策はありません。
しかし、もしあなたが旺気刑の持ち主であったら、何としても改善策を講じなければなりません。
孤立するか、大反撃に合い自分が大きく傷ついてしまうからです。
傷と言っても物理的な傷ではなく、心の傷という意味です。
また、自分が傷つかない場合、気付かないうちに相手を少なからず傷つけてしまっているということを意識してください。
改善策はこれといったものがありませんので、自分で意識的に行動するしかありません。
まず2つのことを実行してください。
①、あいさつをしっかりするように心がける。
②、特に親しい友だち以外には、ため口をきかないよう心がける。
子供にこの旺気刑がある場合、陽占の十大主星を必ずチェックするようにしてください。
陽占に玉堂星あるいは龍高星が無い場合、暴力的な子供となる可能性が高いと考えられます。
礼儀をわきまえないというのが基本の子卯の刑ですが、龍高星か玉堂星の知性の星があれば抑制できるのですが、無い場合は、争い事=喧嘩(暴力)という図式になってしまう可能性が高いのです。
(陽占に龍高星あるいは玉堂星が無くても、28元にあればOKです)
暴力的な子をそのまま放っておけば暴力がエスカレートして、家庭内で暴力を振るう子になる可能性もありますので、早急に改善策を講じる必要があります。
改善策は、小さいときから身体を目一杯使うスポーツなどで、他人にしっかり鍛えてもらうことです。
甘えが許されない他人の中に入って、半ば強制的に身体を使うことが重要です。
つまり、なあなあで運営されている父母参加型の、野球クラブやサッカークラブは適切ではないということです。
2015-04-22 創喜