算命学10分レッスン(582日目)位相法その7

算命学10分レッスン(582日目)位相法その7

 

 

生貴刑

命式の中の3柱の地支が、寅と巳、巳と申、申と寅の組み合わせのどれかがあることを言います。

3種類の組み合わせのうち、寅と巳の組み合わせは、刑法の次に説明する害法とダブル組み合わせです。

貴刑所有者に表れる現象は、それほど複雑ではありません。

知っておくべき問題はただ一つ、何か物事を始めようとした場合、その始まりに何かと問題が起きるという特徴です。

事業を始めたり、習い事を始めたりすると、何かしら問題が起きてしまいスムーズに動き出しません。

改善策はありませんので、何かを新たに始めようとする場合は、スタートを他人に任せ、ある程度の目途が立った時点で直接的に参加するのが得策でしょう。

スタートこそ悪いのですが、スタートしてしまえば前進力は大いにありますので、出鼻のトラブルを上手に乗り切る知恵が必要なのです。

しかし、スタートのトラブルを覚悟して事に望むことも可能ですから、スタートを受け持ってくれるパートナーがいない場合は、トラブルが起こることを予見していればあわてなくても済みます。

トラブルの原因は、目下ですから部下とか従業員、あるいは子供絡みで起こることが多いようです。

この刑は南の方角(目下)に働くため、南方刑とも呼ばれています。

誰に対しても尊重する気持ちを持ち、謙虚で尊大な態度を取らないよう心がければ、トラブルは最小限に押えられるでしょう。

2015-04-23 創喜