算命学10分レッスン(597日目)融合条件その2

算命学10分レッスン(597日目)融合条件その2

 

 

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融合条件1

音(りっちん)

音とは、2つの干支が命式の中で揃った形を言います。

 月 年    日 月 年    日 月 年

 柱 柱    柱 柱 柱    柱 柱 柱

 ○ 甲    甲 甲 ○    ○ 甲 甲

 ○ 子    子 子 ○    ○ 子 子

律音の意味

1、日柱と年柱の律音

年柱は環境(社会)の方向です。

私たちが生まれてすぐ遭遇する環境は、両親ですから年柱は両親の定位置とも言えます。

算命学では、年柱の天干は父親、年干支の28元は母親の定位置としています。

年柱と自身を表す日柱との律音ですから、日柱と年柱が同じ干支ということです。

同じ干支ということは、2つの干支が一体であるということですから、この命式を持った人は、親と非常に仲の良い関係となります。

離れがしにくく、強い絆で結ばれているような親子関係になります。

親と子の一体感は、側から見ると異様な親子関係に見えることもありますので、注意が必要です。

後天運の大運で律音が日柱に回った場合、過去の人生と違った人生が始まります。

つまり、ここで人生の区切りとなります。

2、日柱と月柱の律音

柱は家系の定位置なので、自分と家系が一体となっている命式です。

生まれた家系との縁が深く、家系から離れられないので、実家から飛び出し自由な人生を送れません。

情勢の場合、お嫁に行っても何らかの理由で実家に戻って来たりしてしまいます。

婿養子を取って、自分の実家を継ぐようなことにもなりやすくなります。

男性の場合、生まれた家を離れて都会などで生活していても、何らかの理由で実家を継がなければならない状態になり、仕事を止めて実家に戻らざるを得ないようなことになります。

このため、二代目運である寅卯天中殺、申酉天中殺、午未天中殺を持っている人にとって律音は良い命式です。

3、月柱と年柱の律音

家系と両親の定位置が一体となっている命式ですから、両親が自分(あなたが生まれた)の家系を正統に引き継いでいます。

両親が家系に縛られて、自分の思い通りに生きられなかったということも考えられます。

つまり、両親が家系を継ぐに当たり、自分本来の生き方を犠牲にしているのかもしれません。

しかし、そうだとしても、その両親のお陰で、家系はあなたに順調に繋がってきているのです。

大運で律音が東方に回ってきた場合、東は仕事の方向でもありますから、新しい仕事がスタートするきっかけになります。

2015-05-14 創喜