算命学10分レッスン(598日目)融合条件その3
融合条件2
支合(しごう)
支合とは、自然の気の流れと一体となる気の流れを、命式表の中に持つことを言います。
自然の気の流れとは、宇宙の自然の法則からみると、我々の地球上に吹く風のことで、基本的には西から東へ吹いています。
これは、地球の自転の方向へ地上の空気が引っ張られて起きる現象ですから、誰にも変えられません。
毎日の天気予報を見ますと、低気圧や高気圧が西から東へ流れています。
大きなエネルギーを持つ台風でさえ、最後は西に流されてしまいます。
飛行機に乗って外国へ旅行したことのある人は、行きと帰りで掛かる時間が違うということを経験したと思います。
飛行機が東へ向かう時は、気の流れ(ジェット気流=偏西風)に逆らわないので、燃料を使わなくてもスピードが出ます。
西へ向かう時は、偏西風(気の流れ)に逆らいますので、燃料も余分に掛かりますし、時間も掛かります。
命式に支合をもっているということは、東に向かう飛行機に乗っているのと同じ状態なのです。
★支合の組み合わせ
・子丑
・亥寅
・戌卯
・酉辰
・申巳
・未午
自然の気の流れ、支合を遮る気の流れが先に学んだ『害法』ですから、もう一度復習しておいてください。
害法の理論は、支合と直角に交わる気の流れということだったのです。
自然の気の流れを阻害するのですから、身体の中の気はスムーズに流れず、乱れているということになりますので、その結果いろいろな弊害が出ことになります。
支合はその反対で、何の弊害もなくスムーズに人生を送ることが出来るのですが、命式の形が整っていると、後天運でその整った命式の気が乱される場合が多く、大運や年運に注意を払う必要があります。
●支合の意味
1、日柱と月柱の支合
日柱は自分、月柱は家系の流れですから、自分と自分の家系が全く矛盾の無い状態と言えます。
2、日柱と年柱の支合
年柱は社会という位置付けですから、自分と自分の生きている社会とが全く矛盾の無い状態です。
年柱には、環境として意味合いを持つ両親も含まれますので、両親との関係も矛盾が無いとみます。
しかし、生年天中殺を持っていたり、年柱天中殺が日柱に有ったりする場合は別の力も考慮します。
3、月柱と年柱
家系の流れと現実社会がスムーズな関係です。
両親がスムーズに家系を継いでいる状態と考えられます。
<蛇足>
自然の水の流れは、戌亥の方角から辰巳の方角に流れるとされています。
このため「辰巳」の方角にある井戸を埋めるなと言われます。
水の流れを出口で閉ざすことは、自然の法則に抗うことになりますから、現実性活に於いていろいろな問題が発生してきます。
この原則は、太古から生活してきた祖先の生活の知恵ですが、大事なことは、太古の人が水は高い所から低い所に流れるのではなく、大きな自然の力は水を西北(戌亥)から東南(辰巳)に流していることを知っていたという事実です。
水は圧力の高い所から圧力の低い所に流れる、ということが自然の法則なのです。
この法則を利用したのが、水を汲み上げる揚水ポンプです。
2015-05-18 創喜