算命学10分レッスン(608日目)守護神法その7
守護神法その7
1、甲(日干=陽の木質)
①寅月の甲
寅月(2月)の甲は、春先の季節の木ですから、成長の段階です。
まだ冬の寒さが残っている時期ですから、暖かい陽光の太陽(火質の丙)を守護神としますが、成長途上の木質にとって水質も欠かすことができません。
そのため、守護神には丙を上位に取り、下位に癸を取ります。
もし、丙も癸も無ければ、普通の人と見なしますが、寅月の木質は成長途上の樹木ですから、木質を剋す庚(車キ星)・辛(牽牛星)を嫌います。
もし寅月の木質で、庚・辛があり、かつ丙・丁が無い場合、この人は妻子を剋し、苦労を強いられます。
丙・丁の火質が無く、壬・癸の水質が多くある場合、水質を剋す戊・己の土質が、水質を堰き止める堤となり貴命となる良運とします。
しかし、戊も己も命式に無く、壬や癸が命式中に多い場合は、浮き木となり何も実らない樹木なので、貧乏するのみの人生です。
戊・己の土質が命式に多くあれば、富める家の貧乏人と言い、財産はあっても一生労苦が絶えず、結婚も遅くなり子供も年取ってからの子となります。
庚・辛が無く、丙もない場合、命式に丁があれば木生火となり灯りが鮮やかに灯るため、聡明で優雅な人を作りますが、丁を剋す癸が命式にあると、その形は壊れてしまいます。
2015-06-02 創喜