算命学10分レッスン(609日目)守護神法その8

算命学10分レッスン(609日目)守護神法その8

 

 

守護神法その8

2、甲(日干=陽の木質)

月(3月)の甲は、先の寅月の甲に木質を剋す金質の庚があれば、それを丁で剋すことが良いとしましたが、卯月の場合、卯の中の28元「乙」が「庚」と干合資金質に変化するため、丁で剋す必要はありません。

月は仲春ですから、勢いとしては休囚の位置にあるので、無気に等しいとみます。

ですから、干合で庚が生まれてたとしても、土質で助けることが必要です。

この理論から、卯月に生まれの甲に土質(戊・己)と金質(庚)があると、大きな名誉と大きな財産を得ることができます。

もし、土質が無い場合には、小さな富を得るに止まります。

これを算命学では「殺刃格」といいます。

ただし、土質があっても癸があれば、庚から生じる水質癸を洩らしますので、それが土質と混ざり合い濁ります。

このことを土(つち)金(きん)を囚了するといい、無頼の徒になってしまうとみます。

月は木質の旺地ですから、強すぎますので、その勢いを制するために庚が必要ですが、庚が無い場合には、木質の勢いを洩らす火質を守護神とします。

木質は五徳の中の仁徳ですから、仁は寿を生み、寿は財地を喜びます。

まとめ

月の甲に庚がなければ、火質を守護神に取り、後天運は戊・己の土質を良とします。

ただし、庚が無い場合は、大きな財産を得るとしても、名誉名声に繋がることはありません。

2015-06-03 創喜