算命学10分レッスン(612日目)守護神法その11

算命学10分レッスン(612日目)守護神法その11守護神法その11

5、午(月支)月の甲(日干)

月(6月)の木質は火質に炙られ、生気を失いうつろな状態になっています。

月には太陽が北回帰線に達する夏至がありますので、守護神の取りかたは同じ月ないでも、夏至の前と後では違ってきます。

夏至以前の6月(午月)に生まれた場合、5月(巳月)と同じように守護神を取ります。

そのため、強い火質の巳を和らげ、季節を調和させるために水質の癸を守護神に取ります。

夏至以前に生まれた場合、7月(未月)と同じ守護神のとり方をします。

月は火質が衰えていると考えて、守護神をとるようにします。

ということは、陰占全体で読む宿命によっては、癸水が不可欠ではない、つまり癸は必ずしも必要なものではないということです。

月・未月は通常火質が強かったり、乾燥している時期ですから癸や壬が全くないということは良くないのですが、後天運が北の方面に向かうことで良いとします。

干の北方というよりは、地支の北方(亥・子)がより良いとされています。

しかし、午月生まれの甲が、丁や丙を守護神に取れる例外があります。

守護神は後天運で回る場合が良いとされますので、丁が守護神の場合は、巳・午・未の南方を回る時が良いのですが、午月に丁を守護神とする場合は、後天運が北方を回っても不運とはなりません。

この場合は、良い守護神回りと取ります。

しかし、火質の地に回りますと不利益なことになります。

質は火質に燃やされてしまいますから、「木は化して灰になる」と算命学では言われています。

西に回ることも不吉です。

西方に回った時が良くないという原因は、丁から生まれる調舒星が七殺の車キ星と出会ってしまいますから、不測の事態が起こりやすいということになります。

そのため、北方を回るときを吉運として取ります。

夏の木質が火質を守護神に取った場合、木火通命と言います。

まとめ

午月生まれの甲の守護神は、

1、癸 2、丁 3、庚

となります。

夏至の前に生まれたか、後に生まれたかに注意してください。

2015-06-08 創喜