算命学10分レッスン(614日目)守護神法その13
守護神法13
7、申(月支)月生まれの甲(日干)
申月(8月)は秋が深まり、樹木の枝の葉が枯れ始めてている状態です。
ですから、まず枝葉を落としてやること先決です。
秋は金質である庚・辛の旺地ですから、自然界の力が味方して枝葉を落とすための刃物の力を高めてくれています。
そのため、金質を鍛え、切れ味を鋭くするための丁火を守護神として取ります。
秋は甲(樹木)にとって、死地となりますので、無理に水質を与えて生かすより、死んだ状態で役に立つ方法を考えると、刃物(金質)で切り倒し(剋す)良い木材にするのが良いということになります。
命式表に庚・丁の干が両方あれば、その能力が遺憾なく発揮されますので、様々な難関を突破し、素晴らしい治世者(指導者)に仕える命運となります。
秋の金質は、木質にとって神の存在であり、火質が重要な役目を果たします。
もし、命式に丁がなく丙だけがある場合は、その丙を守護神として取ることもできますが、力は丁よりも数段落ちるので、能力的には丁よりも格下とみます。
丙は最盛期になると、庚を剋して消し去りますが、丙の力が弱ければ庚を鍛えることが出来ず、寒暖の調節に役立つのみです。
庚は丁の力があって始めて鍛えられ、人に尊敬される人物となるのですが、丁が無い場合は名声は得られず、富みを得るだけになります。
丁が命式にあっても、28元に庚が隠されている場合は、環境に縛られて大成ができにくくなります。
その場合、志が高かったとしても、小さな稼ぎしかでくず、いつまでも見習いのような位置に甘んじなければならないようになります。
丙も丁も命式になく、庚や辛が多い命式ですと、甲(自分自身)は剋されるだけで救いがなく、宗教の道に入るしかなくなります。
しかし、命式に壬・癸があれば、殺印相生格に入格しますので、後天運が金質・水質の地(西~北)を回ると、素晴らしい指導者の伴侶となります。
まとめ
申月生まれの甲の基本守護神は、
1、丁 2、庚 3、壬 です。
2015-06-10 創喜