算命学10分レッスン(618日目)守護神法その17
守護神法17
11、子(12月)月生まれの甲(日干)
子の月は真冬であり、冬の木(甲)にとっては寒さだけがあります。
秋・冬の木質に必要だった丁や庚は、この月でも同じく守護神として必要です。
また、寒さゆえにその寒さを暖める丙が必要になります。
そのため、丁・庚をまず守護神に取り、補佐的な守護神として丙を取ります。
また、命式に癸か壬の水質がある場合は、丁・庚が揃っていたとしても、水質が丁を剋し消し去ってしまうとともに、水質に金質を洩らしてしまいますから、丁も庚も無力化されてしまいます。
その場合は、人生が凶の方向へと向かうことになってしまいます。
庚・丁が2つとも命式にあって、地支に巳・寅がある人は、最上の役人あるいはそれと同等の人物まで、自分の力で出世できます。
また、癸が命式にあって丁が剋されてしまう場合は、癸を剋す土質の戊・己を救いとします。
しかし、土質が無いか弱い場合は、現実世界では役目の無い人間になってしまいます。
一言に、「残涙(ざんるい)の人」とも言われます。
(残涙の語意は、泣いたあとの顔です。)
庚・丁がなく、戊・己だけが命式にある人は、普通の人以下の人物です。
丁が無い場合でも、丙があれば富みにだけ恵まれる人です。
この月生まれの甲の忌神は癸ですが、その理由は、1番大切な守護神である丁を剋してしまうからです。
ただし、同じ水質でも壬は、それほどの凶運とはなりません。
それは、壬が丁と干合の関係で、木質に変化するからです。
まとめ
子(ネ)月生まれの甲の守護神は
1、丁 2、丙 3、庚 です。
2015-06-17 創喜