算命学10分レッスン(619日目)守護神法その18

算命学10分レッスン(619日目)守護神法その18

 

 

守護神法18

12、丑(1月)月生まれの甲(日干9

丑の月は子の後に位置し、寒さの盛りが過ぎた頃ですが、まだまだ自然は寒さが厳しく生まれ出る力が弱い時期にあたります。

そのため、庚で甲を切り出し燃料として丁を生み出すことが最良と考え、守護神を庚と丁とします。

月に生まれの甲は、庚・丁両方の干が命式に揃っている場合は、最高の出世を果たします。

が命式にあっても、丁が天干になく28元にだけある(隠れている)場合は、少しの富を得るだけに止まります。

が命式にあり、庚が28元に隠れている場合は、少しの富みと少しの名誉・名声を得るのみです。

また、庚が無い場合は、極貧となりますし、丁が無い場合は、巷で孤独な寒々とした人生を送る人になります。

が沢山命式にある場合は、財産も人格も備わります。

その上、甲・乙の貫索星・石門星が命式にあれば、人徳も備わった人となります。

ただし、地支に水質が多くある場合は、甲・乙があっても普通の人以下の人生となってしまいます。

月の甲は、丁が1つだけあっても丑そのものが湿土のため、丁のともし火はほっておくと消えてしまい、力が発揮できません。

そのため、守護神としては、丁より庚を先に取りたいのですが、あくまでも丁の火が必要ということですから、庚の守護神としての優先順位は下がります。

月の甲の場合は、庚がなければ丁が無意味となる可能性があると言うことです。

が無い場合は丙を守護神と取れますが、丁の守護神のあくまでも代用であり、遥かに格下の守護神となります。

また、庚の代わりに辛を守護神として取ることも可能ですが、庚が大きな刃物に対して辛は小刀のような小さな刃物ですから、庚の守護神の代用としては遥かに格下の守護神になります。

これらの守護神に加え、甲に根があることが望ましいのですが、これは寿命に関係します。

命学では、甲に根が無いことを「甲木の無根は短き宿」と言い、短命とされています。

また、丑月生まれの甲木についての格言として、「丁の無は不可、庚の無は略可」というものもあります。

この格言の意味は、先に述べましたので、参考にしてください。

まとめ

月生まれの甲の守護神は、

1、丁 2、丙 3、庚

は大切ですが、丁を生むための庚ですから、守護神の順位としてはこうなります。

2015-06-18 創喜