算命学10分レッスン(620日目)貴幼法の実例その1

算命学10分レッスン(620日目)貴幼法の実例その1

 

 

このブログから貴幼法に基づく子育ての指針を記載します。

大変沢山の方からのご希望がありますので、申し込まれた順、かつ陽占の同じ子供を同時に掲載することにします。

ただし、あくまでも貴幼法の知識を得るためのブログで、個人鑑定ではありませんので、子育ての参考にしていただくのは結構ですが、一喜一憂をしないようにお願いいたします。

命学を学ぶことは、時には非常な自然を学ぶことです。

しかし、こと身内のことになると、冷静さを失い感情的な思考に陥りがちになります。

そんな気持ちになった時には、あなたに算命学や運命学を語る資格が無いことになります。

感情的で情緒的な思考からは、真実は見えません。

では、今日は、中心星が『龍高星』の子について、読み方の実践を学びます。

子ちゃん(2011・3・23生まれ)

 辛 辛        禄存 天胡

 卯 卯     鳳閣 龍高 龍高

 乙 乙     天庫 禄存 天胡

天中殺 申酉

男くん(2014・10・31生まれ)

 甲 甲        禄存 天恍

 戌 午     貫索 龍高 牽牛

 戊 丁     天禄 禄存 天堂

天中殺 子丑

子育てには、陽占北方の十大主星と、幼少期の十二大従星、それと日柱の天中殺範囲が影響しますので、それらを加味して判断して行くことになります。

それでは、きょうはまず基本となる貴幼法の理論をご覧ください。

これを踏まえて、どう見ていくかを明日のブログで解説します。

龍高星概論

龍高星は、陽の北方気運です。

意味的には、目上・年寄りの座気で、疑問から始まる習得本能です。

全ての事物をあらゆる方向から多面的に観察しますが、すぐに考えがまとまらず時間がかかります。

思考がまとまったとしても複雑なので、その思考をを手際よく人に伝えることができません。

子供時代には、表現が簡単すぎたり、回りくどかったりして周りの人が何を言いたいのか理解できません。

物事の捉え方が多面的なので、子供の表現力では表現し切れないのです。

そのため、他の人から充分理解されないので、自分の思考に自信が持てず、思考そのもが揺らぐ恐れもあり、孤独感がつのります。

つまり、誰もわかってくれない、という強いストレスを感じるのです。

自分の考え方を表現するのに時間がかかるため、ゆっくりと話を聞いて上げられるような人(多くの場合年寄り)との生活が合います。

幼少期にお爺ちゃんやお婆ちゃんとの接触を深めることで、思考が落ち着きます。

反対に、人生経験の少ない親に育てられると、本人の心が知識に飢えてしまい、自ら学ぼうとして放浪性が強く出てしまいます。

両親が博識だったり、年を取っていたりすると、心が落ち着き強い探究心を発揮します。

この子の思考の本質は、知的好奇心ですから、探究心はもちろんのこと、放浪性そのものも知的好奇心から来る探究心なのです。

放浪そのものの本質を、放浪することで学ぼうとするような、思考形態をもっているのです。

具体的な現象

龍高星的な思考は、具体的に「なぜ?。どうして?」という自分の内面から湧き上がってくる疑問を、自分自身の努力で身につけて行くところから始まります。

この学びの思考の本質は、行動力ですから、学ぶ手段も体験的な行為や行動です。

このため、本来は無口な子供となります。

しかし、良く喋る子になる場合もあります。

この場合は、子供同士の会話では物足りなく、大人の会話に入りたがることが原因ですから、明るさや子供らしさがなく、どこか大人びており可愛さに欠けています。

小さい時から、何となく老成したところがあるのです。

また、大人が読むような本を好んで読むため、見た目は子供ですが、全くの子供とは評価できない子です。

動きを止めると思考力が極端に増し、物凄い想像力や発明心が生まれてきますが、その時は、子供らしい明るさや無邪気さなどが無くなります。

2015-06-22 創喜