算命学10分レッスン(622日目)守護神法その21

算命学10分レッスン(622日目)守護神法その21

 

 

守護神法21

15、辰(4月)生まれの乙(日干)

月は春から夏への変わり目であり、気候は温順で木質は盛んな時期を迎えています。

この時期、甲の樹木は、枝を払ったり間引きをしたりと、金質(刃物)の庚を守護神に取りましたが、乙の草木は庚を守護神にとることはできません。

そのため、育ち盛りの陰の木質として、癸の雨・露の水質のみを守護神に取ることができます。

木が身強(日柱・乙卯=天禄星)ならば、丙も守護神に取ることが可能です。

そのため、丙と癸の2つが命式にあれば、叡智豊富な人となりますが、庚・己が命式の中にあれば、守護神を剋してしまいますので、優れた人にはなりません。

は柔木ですから、剋されると良く有りません。

生じられることと生じることの関係が良く、その場合は経済力と地位が得られます。

・丙が命式にあっても、庚・己が命式にあることを特に嫌います。

しかし、庚だけが命式にあって己がない場合は、癸が剋されずに金(庚)生水(癸)、水(癸)生木(乙)と草木を生み出しますので、小さく成功することはできるでしょう。

また、己が命式にあって庚がない場合は、才能と知恵には恵まれますが、世に出ることができずに市井に埋もれてしまいます。

水質(癸)が多くある場合、一般的には土質で剋すと良いのですが、守護神の水質は戊の土質と干合関係にあり、火質に変化してしまいますので、乙の木質は火質に気を洩らします。

乙は社会的に活躍する力を失い、市井の人となります。

柱の支に、申・子・辰(月支)の三合会局(年運・大運)が成立した場合、その天干に丙・戊があれば、立身出世ができますが、丙・戊の無い人は故郷を離れ流浪する宿命です。

癸があり、かつ命式に辛・庚があれば水質を生み、水の力が勢力を増しますが、戊か己が1つあることで小銭を得ることはできます。

しかし、壬や癸ばかりがあれば、乙の足元は水浸しになり、流されてしまいますので、極貧になるか、大きな災難(天災・人災を問わず)に出会う事が多くなります。

また、1つの火質と1つの土質が命式にあれば、技術者になると良いでしょう。

干乙の人で辰月生まれの人は、庚が命式にあることを特に忌ます(忌神)が、他の干にも庚が出て2つの干合となる場合、貧乏から抜け出せません。

その場合、他の干に庚を剋す丁があれば、従化となりますので、金質の意味である戦いを活かし、兵士になると成功への道が開けます。

まとめ

月生まれの乙の守護神は、

1、癸 2、丙 3、戊 です。

を守護神に取る場合の条件に注意してください。

2015-06-24 創喜