算命学10分レッスン(625日目の2)貴幼法の実例4

算命学10分レッスン(625日目の2)貴幼法の実例4

 

 

幼法の実例その4

占の中心星が『司禄星』の男の子について見て行きますが、司禄星の基本は前回のブログで学習されたこととして話を進めます。

育て方に関しては、安易に物を与えず知識を蓄積できるような環境を与える、というのが基本です。

この基本に、陽占北方の石門星と幼少期の天貴星を加味して考えます。

人体星図の北方石門星の意味は、人の出入りの多い家庭で育つのが良いとされています。

周りがいつもざわついていてあわただしく、一見落ち着きの無いような環境で育つと、学業が伸びます。

幼少期の天貴星は、子供らしい子供ですが、子供なりの自尊心の強さがあります。

親を始め身近な人に対しての自己アピールが目立ち、洒落っ気もでてきます。

また、この子の命式の特徴は、月柱と年柱が大半会ということです。

半会の特徴は、何かしら物足りない状況で、エネルギーが不完全燃焼しているようなじれったさを感じながら日々を送ることになります。

さて、以上のようなことを総合して育て方を考えてみましょう。

現実的な問題として、この子はまだ1才になっていませんので、具体的な事例は現れていないと思いますが、育つにつれて大人の周りをうろつくようになります。

(天貴星の現象)

これは自己アピールのためです。

彼なりにアピールしたいことがあるのですが、それを積極的に自らアピールするような子ではないので、大人(親)が、そのアピールしたいことを察知して、評価してやるようにしてください。

心つく頃から、何か家事を手伝わせるようにしましょう。

もちろん、年齢に合った程度の家事ですが、常に「あなたに期待している」という親の具体的な態度を見せながら育てましょう。

そして、物的な物を欲しがるような年齢になったら、欲しがる物を買って与える場合、何かをさせてその対価として与えるように心がけることが大切です。

方法はその家庭によっていろいろあると思いますが、何か努力をしないと欲しいものが手に入らないということを身をもって教えて行くことが大切です。

この子の大運は3才運ですから、3才くらいまではあまり個性を発揮せず、親の管理下で平穏に過ごしますが、親はあまりこの子を過保護にせず、積極的に人の多い場所に連れて行ったり、家に人を呼んだりしてなるべく賑やかな環境に接するようにしてください。

子供らしい子で、皆から可愛がられるような子ですし、北方石門星の意味合いに合致します。

物心付くと、何かをコレクションすることに興味を示します。

その場合、なるべく自然に関係するような対象物(東・鳳閣星)に興味が行きますので、それが叶うような環境を整えてやることも必要です。

その場合も、親はさりげなく手を貸すだけに留め、自分の努力によって実現させるように導きましょう。

具体的には、収集するものがお金で買える物の場合、買い与えてはいけないということです。

ただし、植物や動物など都会では身近に無い自然物を集める場合は、そのような場所に連れて行ったりすることは必要です。

ボーイスカウトなど、集団で野外活動する団体などへ参加させたりすることもお勧めです。

まとめますと、安易に物を与えず、知識の集積は多くの人との交流から取得させ、なるべく褒めて育てる、ということです。

2015-06-29