算命学10分レッスン(628日目の2)貴幼法の実例その4

算命学10分レッスン(628日目の2)貴幼法の実例その4

 

 

幼法の実例その4

幼法の実例は、申し込みの順番で記載していますが、今回は中心星が『石門星』のお子さんが3名いますので、まとめて記載します。

例によって、本日は貴幼法の一般的な解説をし、来週の月曜日に個々の所見を記載します。

幼法の解説

石門

石門星は、陰の東方気運です。

意味的には貫索星と同じように後継者の座ですが、算命学では『四散中積の東方運』として、陽の東方運(貫索星)とは区別しています。

『四散中積の東方運』とは、最初に考えることに対して関心が薄く、一人で考えているときは、いつもその考えに対し疑いを持ち、なかなか自分の考え方をまとめられない状態を言います。

そのため、同調者を求め、同調してくれる仲間の意志の力で考えがまとまり、確固たる信念を形成します。

親や兄弟・友人などから受ける影響は、それが一対一の関係であった場合は、必ずその考え方を疑いますが、その相手の人格などを疑っているわけではありません。

石門星は、集団の力で守るという意味で、守りそのものは内的な自我や頑固さと言えますが、自分の考えを確率して行く過程で、その行為そのものが和合性や協調性となって発揮されます。

この和合性や協調性は、相手に迎合するためではなく、自分の意見に相手を同調させるための手段となります。

思考の形成

思考の形成には、身近な人々が大きく影響します。

家庭の外で経験したことに、家族が同調してくれたり、親から受けた経験を兄弟や友人が同調してくれたりすると、自分の考え方が固まります。

経験を積み重ねて築いて行く思考法ではなく、その時の経験からくる思考が、周囲の同調を得ることで膨れ上がって行きます。

しかし、それが世間に受け入れられないとすると、簡単に発想の転換をしてしまいます。

その発想の転換は、考え方を変えたのではなく、考え方の基本を一時引っ込めただけなので、思考が変化したわけではありません。

自分の目的を達成するために、どんな人でも仲間にしようとする思考が働きますので、他人の意見を排斥することはあまりありません。

もともと善悪とか清濁など両面の思考が混在していますので、どんなことにも柔軟に、臨機応変に対応できます。

自分が悪さをした場合などは、兄弟や友人を巻き込み、一緒に罰を受けさせたり、自分のせいでないことなのに、仲間と一緒に罰を受けたりします。

このような思考形態を持つため、仲間や周りとのトラブルが少なく、大人になってから仲間を必要とする集団を作って目標達成を目指す政治・宗教・事業などの指導者として、自己の想念を大いに発揮し活躍できます。

ただし、十代に出会う人との人間関係が、この人の生涯に影響します。

以上、貴幼法・石門星の概略です。

該当のお子様をお持ちの方は、良く頭に叩き込んでおいてください。

月曜日には、

2009年5月16日生まれの女の子

2002年3月15日生まれの女の子

2004年10月8日生まれの女の子

上記の3名のお子さんの育て方を個々に見て行きます。

2015-07-02