算命学10分レッスン(631日目)貴幼法の実例その6

算命学10分レッスン(631日目)貴幼法の実例その6

 

 

B子ちゃん

平成16年 10月 8日生まれ

 甲 甲       禄存星 天禄星

申 戌 申   龍高星 石門星 龍高星

戊 辛 戊   天禄星 禄存星 天堂星

壬 丁 壬

庚 戊 庚   天中殺 子丑

57 11 21

この子も中心星が石門星ですが、昨日のA子ちゃんとは正反対に、陰占の3柱の天干全てが陽干です。

柱陽干の特徴は、現実世界に全精力を傾注する傾向にあるということです。

精神性よりも現実を優先して思考するのです。

年期に出る天禄星は、知恵の発達した大人っぽい子供であること。

結構地味な子で、用心深くあまり活動的ではありません。

子供扱いすると、大人を見下したり馬鹿にしたような態度をとることもあります。

天中殺は子丑ですから、初代運で自立思考が強く、人に意見を求めるのですが、結論は自分の中に持っていますので、それに同意してもらえなければ、「分かってないな」と白けてしまうこともあります。

これらのことを石門星の貴幼法の概念と合体させ、育て方を見て行きます。

基本的に石門星は、人に意見を聞きながら同調者を求め、同調を以て自分の思考を固めて行くのですが、この子の日干は庚ですから自分を変えられません。

ということは、この子が成長の過程で経験する様々なことに対して、現実をベースに自分なりの考え方をまとめています。

その上で同意を求たくての会話をしますのでそれに反する非同調の意見には、強く反発することになります。

しかし、この反発はあからさまな反発というアクションを伴いませんので、注意深く観察する必要があります。

両親が揃ったごく平均的な平凡な家庭で、すくすくと育ちますが、両親としては精神的なものと現実世界を結び着ける思考方法をそれとなく示唆してやることが肝心です。

例えば、この子がお金持ちに関心を持ち、友達の親がお金持ちで何でも買ってもらえる、というような離しをしたとします。

その場合、お金の現実的な働きに同調してやると(お金は大切)共に、お金の儲けかたにも良い方法と悪い方法があるということを具体的に説明してあげたりするということです。

この子の大運は初旬が「癸酉」ですから、西方三位になりますので、見た目以上に内面のパワーがありますので、子供だと思ってみくびることは禁物です。

また、戌酉の害も月柱に成立しますので、その辺りの見守りも必要です。

外国人が多く出入りする環境を用意してやるのも、この子の才能を伸ばす良い方法です。

2015-07-07