本日は、寿命計算の講習会の日です。
参加される方々は、熱さに留意し、お気をつけてお越ください。
楽しみにお待ちしています。
算命学10分レッスン(633日目)守護神法その31
守護神法31
25、寅月(2月)生まれの『丙』
早春の丙(太陽)は、雪を溶かし霜降りを止め、凍てついた大地を蘇らせます。
太陽の光りは、水が呼応することによって、ますます春を呼び込みます。
そのため、寅月生まれの丙は、壬の水質を守護神に取り、これを生じる庚や辛の金質を補佐役とします。
命式に壬・庚があれば、立身出世がかない、壬があり、庚・辛が28元にあれば、ちょっと変わった進路に就いて成功します。
壬は丙を剋する質ですが、寅月の丙は相の位で天貴星ですが、その丙を生じる甲は寅と合わせて天禄星となります。
丙からみますと、自分を生じる甲が相当強い時期に当たるため、壬が丙を剋すと言えども壬が守護神となるのです。
壬は寅からですと天胡星となり、かなり弱いエネルギーですから、庚・辛を補佐にとし、丙・庚・壬のバランスを取る必要があるのです。
寅月の丙は壬・庚が2つとも命式にある場合は、水剋火で丙の強いエネルギーを押え、バランスを取るのに役立ちますが、他の支に申がある場合は、申と寅は対冲の関係になりバランスが崩れてしまいます。
この場合は、格が一段下がることになります。
庚が命式にあり、壬が無い場合は、庚は壬を生むと考えて庚をそのまま守護神に取ります。
丙から庚をみると禄存星が出て回転財になりますので、多額納税者のような功名を得ます。
丙と庚が一緒にあると、英雄気質になり大衆をまとめる才能が生まれます。
しかし、庚と辛が混じると気が散逸してしまい、普通の人となってしまいます。
また、上記の命式の例外として、辛の年に生まれ、辛が大運に回ってくれば、男女とも酒に溺れてしまい大成はできない人となります。
この原因は、丙と辛がニつ干合することで、この干合は貧合とも言われます。
また、丙の力が壬のパワーを圧倒している場合は、戊で壬を剋しその力を削ぐことが必要です。
その場合、戊が命式にあれば、富と名誉備わります。
しかし、戊がなければ、人生は混迷します。
算命学では、このような命式を重殺軽身の命といいます。
また、命式の中に戊・己の土質が多く甲が無い場合、器が小さく孤独で貧しい人生となります。
地支の火質があるか、丙・丁の多い場合、一つでも戊があればそれを守護神に取れますが、人位は平凡となります。
甲・乙が多い場合、これらを剋す庚を守護神に取りますが、格は高くなく単なる秀才程度になります。
まとめ
寅月生まれの丙の守護神は、
1、壬 2、庚 です。
2015-07-13