算命学10分レッスン(634日目)守護神法その32
守護神法32
26、卯月(3月)生まれの『丙』
3月(卯月)は、陽の気が段々強まって行く時期にあたるので、水質の壬を守護神に取ります。
しかし、壬が守護神に取れた場合、丁があることを嫌います。
なぜなら、丁は壬と干合関係にあり、木質に変わってしまい卯月の力を最大限い強めてしまうからです。
これを算命学では『卯月の帝王』などと呼びますが、丙の上昇期にあって帝王が存在すると、あまりにも強力な力を持ちすぎるので、バランスを崩してしまうからです。
ですから、壬が命式にあって守護神になる場合、丁が最大の忌神となります。
もしも壬が命式に無い場合は、庚・辛を守護神に取ることもできますが、これは寅月と同じように、金質から生じる水質を壬の代替と考えるのです。
壬も庚・辛も命式に無く守護神を取れない場合は、己を守護神にとることも可能です。
その理論的な裏づけは、丙が旺地に向かって力を強めている時期なので、『旺身は洩気をもって吉』という法則です。
ただし、命式に己を剋す木質の甲・乙がある場合は、衣食は足りる運命ですが、功名は得られません。
壬が複数ある場合は、戊でその力を削ぐことが必要です。
戊があれば品格の良い人、なければ下品・下賤の人となります。
支の土質も壬を剋しその力を制することに使えますが、辰と丑は湿土ですから制する力は弱く、未は卯・未と半会を形成するので、洩気ですが力を削ぐことにはなりません。
つかるところ、戌の土質だけが戊に匹敵する力を持つことになります。
卯月は月支が丙を生じる月ですから、従財格や従官(殺)格にはなりませんが、丙が強くなるため丙を剋す星が必要です。
命式に戊が多い場合、壬があれば壬が守護神ですが、この場合、大運が木質を回らなければ開運しません。
土質や火質を通る時には、不慮の事故を合いやすいので、厳重な注意が必要です。
まとめ
卯月うまれの丙の守護神は、
1、壬 2、己 です。