算命学10分レッスン(635日目の2)貴幼法の実例その9

算命学10分レッスン(635日目の2)貴幼法の実例その9

 

幼法

今回の貴幼法は、順番で平成25年10月18日生まれの男の子です。

例によって、本日は貴幼法の概論を書きますので、よく読んでおいてください。

思考の形成が遅いため、子供の頃は個性が薄く、才能や特技などが表面に表れるのは10才~13才頃になってしまいます。

また、家族の構成や生活のレベルなど、周囲の関係で内容も大きく異なります。

総論

索星は陽の東方気運です。

意味的には次代を担う者であり、後継の座ということになります。

そのため、しっかりとした自己形成が必要で、現在の環境や時代の環境に左右されるようでは、後継の座を守って行くことはできません。

性格的には温厚で、何かを攻撃するようなことはありません。

性質の根源である自我や頑固さは、他から攻撃を受けた場合に「守り」という具体的な形として現れるため、攻撃されることがないような環境では、本質を発揮できません。

思考の基本は自分を中心に据え、単独で頑固に守るという守備本能あり、どのような環境にあってもマイペースを保ち、自分の世界を築くことにあります。

自分のペースを乱すような、悪い環境から多くの体験を重ね、何かを掴むことで自分自身の世界を作って行きますので、体験の有無や多少が大人になってからの考え方に大きく影響します。

平穏(静)な環境の中で育つ場合

子供中心の生活を営む安定した家族の中で育つと、周囲の状況を気にする必要がなく、マイペースで自分だけの世界を作っていけるため、自分を確立することが遅れます。

その結果、考えることをいつしか止めてしまうため、成人しても人間性が幼稚な駄目人間になりやすく、我がままで我の強い図々しい考え方をする人となります。

その上、中年以降には思い込みの激しい、意固地な人となります。

あわただしい(動)環境の中で育つ場合

何度も引越ししたり、他人の出入りが激しく自分のペースが守れないような状況の中に置かれると、平穏で安定した生活にあこがれるため、自分の生き方を真剣に考えるようになります。

そのため、自分の個性を確立する年齢が早まります。

言い換えますと、あまり恵まれない環境で育てば、宿命に表れた貫索星の本質である「守り=守備本能」が自分をまもるために正常に発揮され、宿命に矛盾することなく成長して行きます。

中心星が貫索星のお子さんをお持ちの方は、しっかり勉強しておいてください。

2015-07-16