算命学10分レッスン(637日目)守護神法その37
守護神法37
申月(8月)生まれの丙(日柱)
申月は夏が過ぎ、秋に入った時期ですから、丙(太陽)はその力を弱めています。
しかし、守護神は相変わらず壬を取ります。
夏は、丙の力が強すぎるので、その力を削ぎコントロールするために壬の水質を守護神としたのですが、申月の壬は同じ守護神でも意味合いが違います。
一日の時間で言いますと、申は夕方の4時頃で太陽は西に沈みかけています。
そのため、壬の水面に力の衰えた太陽を反映する役割として守護神とします。
戊と己の土質は鏡のような水を濁してしまい、水面に太陽の姿をきれいに映せないため、忌神として扱います。
また、戊や己は大地=山なので、早く太陽を隠してしまいます。
この期間の太陽は、人間に当てはめると、かなり高齢な老人ですし、丙は申と結んで天胡星(病人の星)となりますから、守護神の選択もむつかしくなります。
申月の丙は力が弱った太陽ですから、水質の壬が多いと消されてしまいます。
つまり、申自身、金生水で水を生み出しているので、天干の丙=火質よりも水質が勝っているからです。
そのため、壬が多い場合は、戊が命式の天干にあることで、立身出世の器と見ることができますが、戊が28元にしか無い場合は、普通の役人となります。
壬が多くて戊が無い場合は、平民となります。
また、戊が多くて壬が無い場合も平民となります。
辛が天干に揃えば従財格に入る可能性があり、その場合は面白い徳を持った人となります。
しかし、丙と辛は干合し、その干合が2つあることになります。
この状態を算命学では貧合とも言い、自力で成功するのではなく、他人に従って成功するのです。
自力があまりなく、他人の力のお蔭で大きな力を得る人なのです。
他人の力というのは、子供や伴侶もこの範疇ですから、男性なら良い子と良い妻に恵まれるということです。
女性の場合は、同じく良い子と良い夫に恵まれます。
まとめ、
申月生まれの丙の守護神は
1、壬 2、戊 です。
2015-07-21