算命学10分レッスン(639日目の2)貴幼法の実例その11

算命学10分レッスン(639日目の2)貴幼法の実例その11

 

貴幼法の禄存星の実例を解説するに当たり、貴幼法の概論を書いておきましたので、該当の方はよく読んでおいてください。

また、私は早くも夏バテ(頭が回らない)気味なので、貴幼法のアップはゆっくりになりますが、お許しください。

 

 

幼法

中心星『禄存星』の概念

禄存星は、陽の中央気運です。

意味的には、中心者・長たる者の座気で、自己の存在を顕示して、周りを自分に引き付けるという引力本能です。

引力とは、わかりやすく言えば中心思考ですから、自分が中心的な存在であって始めて満足が得られるという思考です。

このため、兄弟が多い大家族の長男・長女に生まれ、家族の中心に位置するような環境では、責任感が強く、思考範囲も広い人となります。

しかし、一人っ子に生まれた場合いなどは、視野も狭く手近な両親の愛情を必要以上に集めようと、わざと事件を起こしたりします。

自分の存在を認めてくれる者に対しては、強い愛情を抱き、そうでない者に対しては、極端すぎるほど冷酷な態度を見せます。

その意味ではエゴイストであり、自意識の強いナルシストで、人よりも抜きん出ようと、自己主張を一方的に押し付ける面がありますが、自己の範疇の人に対しては、奉仕的な接し方をします。

両親が揃っていなかったり、存在を認められなかったり、孤独な環境の中で育つと、大人になって中心思考が大きく偏り、正当な人生を送れなくなる上に、修正することも難しくなります。

その場合は、年長者や目上の人と多くの交流を持てる集団に入れ、中心星を輝かせるようにしてあげましょう。

っておけば本能的に、目上と目下を取り持つ中心人物となって、活動するようになりますが、幼少期には放任しておいてはいけません。

思考の形成

思考の形成には、周りの人たちが、常に自分の存在を認めてくれることが必要です。

幼い頃から、家族を形成する肉親に対する愛情が芽生え、それらを保護したいという考え方をするようになります。

弟や妹など、自分より年下の肉親が多いほど、その考えは強くなります。

そのため、身内を守るために、外部の者に対しては攻撃的となります。

反面、身内には盲目的で情的な、理性に欠ける接し方をします。

思考形態は単純思考と言ってよく、同属意識の強さがベースです。

以上

2015-07-23