算命学10分レッスン(646日目)守護神法その46

算命学10分レッスン(646日目)守護神法その46

 

40、巳月(5月)生まれの丁(日柱)

 

巳月の丁は、陰の火の上に陰の火が乗っている形ですから、火質が非常に強い時期になりますが、その火を長持ちさせるためには、甲(樹木)を庚(刃物)で切って燃料の薪にすることが必要です。

そのため、まず甲を守護神に、次に庚を補佐に取ります。

 

庚を補佐に取る場合には、甲がある場合と無い場合の2通りあります。

基本的に巳月生まれの丁は身強なのですが、巡ってくる月運や日運によっては身弱になる場合もあります。

その場合の庚は、木を切って燃料を補充する役目を負いますが、身強の場合の庚は、水(壬)を生じ火質が強くならないようにコントロールする役目を持ちます。

 

この日生まれで、他の干支に火質があって丁の火を補強している場合は、薪となる甲は必要なく、庚だけで守護神に当てることができます。

この時には。壬を補佐として良いということになっています。

 

命式中と後天運とを鑑みて、丁が弱くなっていると判断できる場合は、必然的に甲が守護神として必要ですが、これは、甲を燃料の薪ととらえているからです。

そのため、甲と庚を守護神に取る場合、癸の存在が忌神となります。

癸は庚の気を洩らし、甲を湿木にするため、木生火の節理が破られてしまうからです。

 

巳の月は、丙が28元の本元にあるように、丙の力が強くなる時期でもあります。

丙(太陽)が命式にある場合には、丁の光は目立たず、まるで昼行燈のような状態になります。

つまり、自分の存在が陰に隠れてしまうということです。

貧しく、苦しい不幸な人生を送ることになりますが、丙を剋す壬や癸が命式にあり且根があれば、それなりに改善されます。

庚があれば財官相生と言い名誉名声を得ますが、庚があって甲が無い場合は、戊があることで従生財格に入り、富と名誉の両方を得られます。

 

戊があって、金質・水質・木質が無ければ、高尚で正義感の強い清らかな人になりますが、お金儲けはできません。

 

巳月の丁は、丙を特に嫌います。

先ほども言いましたように、陰の火(地上の小さな火)は、太陽が輝いている間は、その光が消されて目立ちません。

ということは、丁はあなたですから、あなたの存在が隠されてしまうということです。

しかしながら、丁の火は、太陽が沈んだあとの夜には、輝きを取り戻します。

この特性を、しっかりと頭の中に入れて、人生に生かすことが大切です。

 

まとめ

巳月生まれの丁の守護神は、

1、甲 2、庚 3、壬 です。

2015-08-05