算命学10分レッスン(651日目)守護神法50
守護神法51
45、戌月(10月)生まれの丁
戌月は、秋から冬へと季節をバトンタッチする土用で、晩秋でもあり初冬でもあります。
そして冬の旺地に向かってゆきますので、丁の気はますます力を失って行きます。
丁の火質を洩れないようにすることが急務で、土質を制御します。
土質を剋す甲は、同時に丁の燃料ともなりますので、甲をまず第一に守護神として取り、甲を加工する庚を補佐として取ります。
甲と庚が命式にあれば、富も名誉も両方とも手に入ります。
戌月は酉月のように、特に丙を必要としません。
丁の気を洩らす戊だけが命式にある場合、洩らす力が強すぎて剋す甲がなければ、命式的に全てが傷つくことになりますので、何をやっても駄目な人となってしまいます。
例外として、戊だけがあり甲が28元にも無い場合、傷官格に入格しますので、大金持ちとしての人生を歩めます。
★傷官格
条件:1、主星が調舒星。2、月支に冲、支合、半会がないこと。3、生月天中殺がないこと。
●この格は、削り尽くす格と言われ、全てを燃やし尽くし燃え尽きる格です。
入格者は、貧しい家庭から身を起こして成功し、藏が立ちますが、豊かな家庭に生まれ育つと、何も残らない人生になってしまいます。
他に、禄存星・司禄星・玉堂星があるとこの格の最上格になります。
甲が命式にある場合は、火質を生じますので、才能は豊ですが力量が不足します。
また、甲を守護神とする場合は、庚を欠くことができません。
甲のみでは、充分その働きができないのです。
つまり、戌月生まれの丁は、甲だけが命式にあればある程度発展できますが、庚を補佐に取らなければ本物にはなりません。
甲も庚も無い場合は、戊・己だけになってしまえば完全に傷官格に入格しますから、傷官格ということを良しとして守護神を取ります。
まとめ
戌月生まれの丁の守護神は
1、甲 2、戊 3、庚です。
2015-08-13