算命学10分レッスン(655日目)守護神法54
守護神法54
きょうから日柱「戊」の守護神の取り方を学習して行きますが、戊とは何かを知っておく必要があります。
以下に戊の概要を書きますので、何となくイメージ出来るようにしておいてください。
戊は陽の土質で本来は中央に位置するものですが、この場合は、四方に散らばり季節ごとの間に入れてあります。
12支で言うと、辰・未・戌・丑を土質土用としています。
土質は万物の始まりと終わりを司ります。
例えば、植物は地から生まれ、枯れて腐敗し地に帰ります。
太陽も東の地から生まれ、西に地に沈みます。
土質を掘り下げてみますと、丑は冬と春の間にあり、子の水質の勢いの影響を受けています。
(このため、丑の28元初元に癸があります。)
つまり、水質の余気であり三合金局『巳・酉・丑』の最後を為すため、金気の墓庫と言われます。
辰は春と夏の間にありますから、まだ春の木質(乙)の気を受け継いでいます。
(28元の初元は乙)
三合水局(申・子・辰)の最後ですから、水質の墓庫です。
未は夏と秋の中間ですから、夏の火質の気を受け継いでいます。
(28元初元は丁)
三合火局(亥・卯・未)の最後ですから、木質の墓庫です。
戌は秋から冬へと季節が移る狭間ですから、秋に金質が余気として残っています。
(28元初元は辛)
三合火局(寅・午・戌)の最後ですから、火質の墓庫となります。
春と夏の土質(辰・未)は暖かく柔らかで、万物を育て育み、秋と冬の土質(戌・丑)は外気が寒いため内部で万物を収蔵します。
これから冬に向かう地にある戌の土質は、全てを殺してしまうような寒気ですから、全てのものは地上から身をかくしてしまいます。
それぞれの土質を、自然界に当て嵌めて考察しておいてください。
2015-08-20