算命学10分レッスン(891日目の2)貴幼法・牽牛星
貴幼法
2009年1月27日生まれの男の子
壬 乙 戊 車キ星 天将星
申 丑 子 龍高星 牽牛星 石門星
庚 己 癸 天貴星 調舒星 天堂星
壬 辛
戊 癸 天中殺 戌亥
9 2 25
この子の命式の特徴は、陰占に融合関係が2つ成立していることです。
日柱と年柱の半会、月柱と年柱の支合です。
陽占は幼年期天将星なので、この子の子供時代に、将来大人になってからの人物像を想像することは相当難しく、子育てに失敗しやすいので心してかかってください。
今この子は6才で幼稚園の年長さんだと思いますが、育てている親から見える現象と、この子の本質は違います。
丈夫で逞しい子か虚弱体質かのどちらか極端な体質に振れますが、もし虚弱体質のように見えても病気ではありません。
この子の将来的は、小学校に入学してからの数年間の育てられ方にかかってきます。
本質的にこの子は、実に頭の良い子で努力屋さんなのですが、子供の頃はあまりパッとせず成績も良いとは言えないのですが、天将星が働き周りの友だちに少し威圧感を与えます。
これは本人が意識しないので、相手にいじめと受け取られないように、優しく思いやりの気持ちを持たせるように仕向けることが重要です。
この子は、人に言われて何かをするような子ではないため、人生の目的をなるべく早く自分自身で作るための環境を整えてやることが重要です。
親に「勉強しなさい」と言われても、自分が興味を感じなければ勉強はしません。
しかし、一旦目標が定まると、夢中で学習するので、知識や知性がどんどん身についてきます。
中学に入る頃に、こういう状態にもって行けるようにしましょう。
親の考えで、お受験などさせてはいけません。
それよりも、世の中の現実をできるだけ多く体験させることです。
体験とは、実体験でも良いですし、信頼に足る人生経験豊富な人と交流させることでも構いません。
また、この子を子供扱いするのも避けてください。
つまり、間違っていると思われる意見を、親の立場から即座に否定してしまいがちですが、
なぜそう考えるのかを、キチンと聞いてやることです。
この子の思考は、長い時間をかけて目的を達成するための思考ですから、忙しく現実を生きている大人には、まどろっこしく感じられるでしょうが、そこを我慢して付き合ってあげましょう。
自分で自分の世界を作りあげて行きますが、子供の頃には親や周りの人たちの求めるものを得ようとします。
しかし、その目的達成の時間が少しずれてしまうので、周りの人にとってはあまり価値が認められないかもしれませんが、それがこの子の良いところでもあると考えてください。
上手に育てれば、学術で身を立てて成功しますが、育て方を間違うと、他人もおろか自分をも傷つけてしまうような毒舌家になってしまいますので、これからの数年の育て方を特に気を付けてください。
2015-10-05