算命学10分レッスン(892日目の2)貴幼法・玉堂星
貴幼法
中心星が玉堂星の場合
玉堂星は、陰の北方気運で、座としては目上とか年寄り、親などの定位置です。
本能としては、経験から学ぶ習得本能とされています。
思考がある程度のレベルに達すると、何かにつけて理論や理屈を振りかざすようになります。
他人の話の中に、つじつまの合わないところを見つけると、すかさず指摘しますが、自分の行動や意見の不合理さを指摘されると、すぐにつじつまを合わせます。
時には、理屈のための理屈を捻り出し、本質ではない枝葉末節な部分を取り上げ、屁理屈をこねて批判したりします。
物事の本質が分かっていないのではなく、知っていながら自分の要求を通すために、屁理屈をこねるのです。
子供の頃からこのような傾向にあり、悪くすると生涯言い訳ばかりをして暮すことにもなりかねません。
緻密で知的な頭脳の持ち主ですが、自分の弱みを認めてこそ、その頭脳が活かされ人間性も高まるのですが、真の勇気を持てない人の人生は逆になります。
思考方法は知的ですが、理屈だけで世の中を渡りやすく、小手先の生き方になってしまう恐れが充分にあります。
身体を張った体験的な思考をせずに、理屈を考え出す思考方法になりやすいのです。
子供の頃の体験から、学べることは全て学び取り吸収して行く、ということから思考の形成が始まります。
子供の頃は静かな態度で過ごし、知識の蓄積をある段階まで進めます。
積極的に自分を表現しないので、特色ある個性が現れにくくなります。
思考はフラットなので、疑問を持ったり疑ったりすることがあまりなく、物事や事象を素直にそのまま、あるがままに受け入れ記憶します。
こういった思考の形態は、大人になってもあまり変わらず、一生を通じてのものになります。
龍高星のように老成したところはありますが、柔らかいムードです。
目の前に起こった事柄を解釈し、真実を把握するので、その事象に不合理なことがあればすぐ気が付きます。
頭の回転が早い人で、理屈や理論で物事を理解します。
玉堂星の子供さんが2人いらっしゃいますので、その育て方を次回と次々回でみて行きます。
次回、2008年5月29日生まれの男の子
次々回、2004年7月30日生まれの女の子
2015-10-06