算命学10分レッスン(907日目)守護神法97
巳月(5月)生まれの辛(日柱)
巳月は火質の旺地丙に向かうところなので、丙よりも純粋な火質と言えます。
28元には戊の土質が初元にありますので、水質があれば土質は湿土となり辛金を生じます。
そのため、日柱の辛が繁栄する要素ですが、もし水質が無いと火質の力が大きくなり過ぎ、土質は乾き脆弱になってしまいます。
すると、火質は土に阻まれ辛金に直接熱を伝えられないので、金質を鍛えられず土質が乾くのみとなります。
当然これ以上の火質は忌みますので、丙が天干に出ることを嫌います。
支に巳酉丑の金局が成立するか、辛を補強するために庚の助けがあれば、壬に水質を洩らし土質を潤すことが喜びです。
また、甲があれば土質を剋し、土を役に立てられるということから、病を治癒する薬の役とします。
支が三合金局で壬が天干にあり、かつ甲が天干に出れば富と名誉名声を得ることは間違いありません。
壬の代わりに癸が天干に出て、壬が28元にある場合は、富と品格が得られますが、その品格は、崩れやすい虚の品格です。
壬も癸も両方とも28元にあり、戊・己が全て28元にある場合は、富だけを得ることになります。
しかし、水質が全くない場合は、強い火質の攻撃を受けるのみで、世の中の表で活躍することは難しく、信心の道に入るのみの人生になります。
支に金局が成立し、甲が天干に出て土質を剋しコントロールできれば、生活には困りませんが、水質が無い場合は甲が火質を生じてしまう恐れがありますので、甲に土質を制する力が無くなるとみなければなりません。
後天運で支が火局(寅・午・戌)、木局(亥・卯・未)が成立する場合は格が落ちますが、制御するものがある場合のみが吉運で、制御が無い場合は凶運となります。
火質が旺盛でそれを剋す水質が無い場合は、やむを得ず火質を洩らす土質を守護神に取りますが、夭折したり孤独で貧しい人生を送ることになります。
まとめ
巳月生まれの辛の守護神は。
1、壬 2、甲 3、癸 です。
2015-11-02
創喜