算命学10分レッスン(909日目)守護神法99
未月(7月)生まれの辛(日柱)
未月は土用の7月ですが、本元前(節入り日から12日間)と、その後の本元(節入り日から13日以後)とでは違いがあります。
節入り日からの9日間、つまり初元と中元にはまだまだ暑気が残っていますので、水質が守護神として必要です。
本元になりますと、28元が己となり土質が旺盛になり、土生金ですから金質の辛の弱さは解消されますが、土に汚された辛(宝石)は世に出にくいそんざいとなりますので、土まみれになることを嫌います。
そのため、壬の水質で綺麗に土を洗い流し、庚の金質で補完してやれば、辛は見事に輝き
富と名誉名声を手に入れます。
壬と庚が天干に出れば、守護神となります。
また、地支の28元に壬と庚がある場合も、人生は華やかなものとなります。
戊と己が28元にあるばあいは、特に問題はありませんが、天干に出た場合には土質が旺盛になりすぎ、金質が埋没させられ壬が剋されて役に立たなくなってしまう恐れがあります。
もしも、戊か己が天干に出る場合は、甲・乙の木質で剋し土質の力を弱めなければなりません。
己が天干に出て、甲が天干に並んで出る場合は、甲と己は干合し土質になってしまいますので、土質の力を高めることになり、貧合と言い、守護神にならないばかりか忌神になってします。
しかし、大運など離れた位置で天干に出れば、吉となります。
ただし、甲が庚に剋されると格が低い守護神とします。
支に亥卯未の三合会局の木局が成立する場合は、壬が1つだけ天干にでたとしても、名誉名声は得られず、庚が天干に出て初めて中くらいの富と名誉を得ます。
庚の働きは、水質を生み出す水源としてだけでなく、陰で弱い金質の辛を助けるとともに、甲を剋しその力をコントロールします。
この働きは、甲と己が干合をみた時には、重要な働きとなります。
まとめ
未月生まれの辛の守護神は、
1、壬 2、甲 3、庚 です。
2015-11-04
創喜