算命学10分レッスン(912日目)守護神法102
戌月生まれの辛(日柱)
戌月は秋から冬に向かう季節の変わり目で、土用月ですが、28元本元に辛があり中元に丁があります。
そのため、28元が戊の気に移る本元までの守護神は酉月と同じように考えます。
つまり、初元、辛金の力は旺盛で、中元には土が生じられ、本元となると土質が重なる上に丁によって燥土となり、金質が弱まり埋没してしまう恐れがあります。
これを救うのは、燥土を潤す壬水と土質を木質(甲)で剋し力を弱めるしかありません。
壬と甲が共に天干に出て、支が亥または子ならば富と名誉名声を得ることは確実です。
壬が1つ天干に出て、甲が無ければ普通の人。
しかし、支の28元に甲があれば、普通の人より少し良いとみます。
甲が1つ天干に出て、支の28元に壬があってそのほかの命式が土多の場合は、市井の道で成功します。
甲が2つ天干に出て、土質を剋し過ぎた場合は、大きな富を得ることはできますが、地位を得ることが出来ないので、役人としての出世は見込めません。
甲が必要ではありますが、水多で日柱の他に土質が無い場合は、壬・癸がなくて普通の人以下とし、癸が天干に出た場合のみ少しだけ富が手に入ります。
これは、戌の土質が少しだけ潤い、金質を生じるからです。
陰の金質辛は、どれだけ辛の力が増したとしても、洩気となる水質をもって綺麗に洗われないと普通の人にしかなれません。
その水質も癸では力が足りず、壬の水質があって初めて世の中に出られるのです。
まとめ
戌月生まれの辛の守護神は
1、壬 2、甲 です。
2015-11-09
創喜