算命学１０分レッスン（うつ病的な症状が現れる現象）その２

算命学１０分レッスン（うつ病的な症状が現れる現象）その２

 

 

うつ病的な症状の方の鑑定2

1982年7月9日生まれの女性

癸　丁　壬　　　　　　　石門星　天堂星

巳　未　戌　　　牽牛星　禄存星　龍高星

戊　丁　辛　　　天報星　禄存星　天庫星

庚　乙　丁

丙　己　戊　　　天中殺　午未

30　44　59

うつ症状の原因推定

先回の方と同様、この方の日干支も異常干支です。

自然界に例えますと、陰火（地上の火）の上に陰の水（小さな水）が乗っている形ですから、癸（自分）が蒸発させられてしまいます。

しかし、この癸は巳の中にある庚が水源となっているので、蒸発することはありませんが、月柱の天干と２８元、それに年柱の２８元に丁があり、危うい状況であることに変わりがありません。

基本的には、うつ症状の大きな原因と考えられますが、それだけではありません。

全体のエネルギーに対して、排気量が小さく内に溜める人ですから、ストレスも溜まりやすくなります。

また、２８元も合わせますと、七殺が５つもあり、内面での気の流れがぐちゃぐちゃね状態ですから、自分でもコントロール不可能です。

そして、もう一つ、陽占のたて線に木剋土の関係（石門星と禄存星）があり、破財局の形になっていますので、いつも内面で精神の激突が起こっています。

そして、破財局の大きな特徴は、お金や財産という現実的なことに対して、自分では自覚していないのですが、特殊な考え方しますので、もし結婚しているとすれば、経済的な面で大きな意見の違いが出ることになります。

異常干支の異常たる所以は、精神星であるのに、その中（２８元）に現実世界そのものである配偶者のエネルギーがあることですから、多分２６・２７才で結婚はされていると思います。

もし独身であったとしても、親しい異性との意見の相違があると思います。

そして、生月天中殺もありますので、常に客観的な目で物事を見つめるため、俗世界の俗事と関わるのがあほらしくなってしまい、こんなアホナ社会とは一線を引いて付き合わないと、自分が惨めになると思い、社会に溶け込めないのです。

とは言っても、禄存星が２つありますので、暖かい心を持っていて人に優しいのですが、ついついお節介なほど世話を焼くことがありますので、自分の善意とは裏腹にうっとうしがられたりしたりもします。

これらの現象が一体となって、世間との関わりを自分自身で制御（牽牛星）しようとする無意識の力が働き、うつになってしまうのでしょう。

うつ的な症状の原因因子を幾つかあげてみます。

日柱：癸巳（異常干支）

　　　見かけ及び現実と裏腹の人生を送る。

　　　人から馬鹿にされたと感じると、一生忘れない。

　　　人を疑うと、必要以上に疑ってかかる。

　　　本心を見せない。

　　　多芸多才で目標がつかめない。

　　　実の親との縁が薄く、特に父親と対立する。

七殺：石門星と司禄星、石門星と牽牛星、禄存星と龍高星、車キ星と鳳閣星、玉堂星と司禄星

以上５つ。

中心星：禄存星（この禄存星は、陽占天中殺になります）

　　　　禄存星は引力本能ですから、社会との関係でその現象が現れてきます。

　　　　簡単に言うと、周りの人から自分が意図しないことに対して評価されたり、嫌いな人が近づいてきても拒否できずに、相手の機嫌を取ったりします。

　　　　また、好きでもない人に一方的に言い寄られても断れず、恋人扱いされてしまったり、結婚するはめになったりします。

極星：石門星

　　　　石門星は友人知人などの横の関係で集団を作ると良いのですが、あなたには生月天中殺がありますので、気持ちはあってもなかなか集団に溶け込めません。

「うつ」からの脱出

　あなたの異常干支癸巳の異常性は、配偶者に現れます。

　異常のある人と結婚するのではなく、あなたと結婚すると、異常性を引き起こすのです。

　肉体面か精神面か、どんな異常かということは特定できませんが、好ましい異常性も含んでのことです。

　あなたにご主人がいらっしゃって、うつの原因になっているとしたら、ご主人の存在は無視するか、好ましく無い異常性が認められるなら、離婚あるいは別居することが一番の早い解決策です。

　しかし、それだけではあなたのうつは改善しません。

　思い切ってアグレッシブに行動することが、改善につながります。

　もし今仕事をしていないのなら、仕事をしましょう。

　それも、現実的にお金と関わるしごとです。

　宇宙盤からみますと、現実の結果と現実の精神性（結果の分析）に長けているようですから、そんな仕事が理想です。

　その際、配偶者などとは距離を置き、仲間との協調を心がけてください。

　常に、車キ星を意識して、生活するようにすれば、うつの状態から徐々に脱出できます。

　内面の気の流れが、入り乱れているのがうつの原因ですから、陽占で輝かせなければいけない星、車キ星と玉堂星を意識します。

　ただし、玉堂星は精神星ですから、うつから脱出した後に活かすようにしましょう。

　ご質問があれば、公開質問という形で受け付けます。

（要因がたくさんある割には、あなたの現在の情報が少ないので、あなたにとって、とんちんかんな答かもしれませんので）