算命学10分レッスン(うつ病的な現象の算命学的見地)その5
うつ症状と算命学命式の関係(その5)
昭和50年2月17日生まれの女性
甲 戊 乙 石門星 天将星
午 寅 卯 司禄星 鳳閣星 石門星
己 丙 乙 天極星 禄存星 天禄星
丁 甲
戊 天中殺 辰巳
31 15 52
この方がうつ的な状態になるのは、まず日柱が原因の一つと考えられます。
甲午は大変厳しい命式で、自然界に例えますと、下から火で炙られている大木で、生気を失い枯らされてかろうじて立っているような状況です。
このことから、次のような性情を持つ人と鑑定します。
現実的な命式である反面、実際の力量が強くないので、自我があまりなく人を疑うことを知りません。
そのため、現状の流れに逆らわず、何の疑問も持たずに乗ってしまうお人良しで、優しい人です。
反面、以外に細かい神経を持っていますので、陰にこもるような面もあり、現実的な運勢では強運となり難い人です。
自己を捨てて人を助けるような人なので、人望があり人に慕われますが、心の中では孤独感が深まります。
孤独感の原因は、社会との関係ではなく家庭の問題としてあなたを悩ませます。
夫婦が何かのきっかけで反目しあい、夫婦仲がこじれてしまうのですが、なかなか別れられない腐れ縁的な状況が続いてしまうことです。
そんな状況に嫌気が差して、外に恋人を作ってしまうこともあります。
掻い摘んで甲午を説明しましたが、夫婦の間に何か問題があることに加えて、大運が35才から壬午に入っています。
日柱の午と合わせて自刑が廻って来ているので、自らゴタゴタを作り出してしまうエネルギーが働いてしまいます。
そして、28元も含めた十大主星からは、4つの七殺が成立し、その中に家庭破りの星と言われる石門星と司禄星の七殺も含まれています。
もしも、この見立てのように、うつの原因が家庭、とりわけご主人との関係にあるとしたら、その根本は6・7年前、あなたが33才前後の頃まで遡ります。
つまり、あなたは6・7年もの長きに渡って苛烈な精神状態に耐えてきたのですが、もうそろそろ限界というところでしょう。
ご主人、子供(命式には男女1人づつのエネルギーはありますが、ひょっとしたら出来なかったかもしれません)、友人など、誰に対しても一生懸命奉仕的に接するのですが、なかなかあなたの誠意が理解してもらえません。
もし、私が推測する通りの状況で落ち込んでいるのであれば、このうつ状態を脱出する方法は一つしかありません。
可能なら、一刻も早くご主人と別れることです。
別れることが難しいようなら、別居という手段もあります。
しかし、ご主人の命式に庚があれば、関係の修復は可能です。
あなたの情報が生年月日と性別しかありませんので、上記のような鑑定結果となりました。
また、あなたは三麗局という幸運局に入局していますので、お金持ちになります。
2015-11-20
創喜