算命学10分レッスン(925日目)守護神法105
戌月(10月)生まれの壬(日柱)
戌月は壬と天南星となり、壬のパワーがかなり大きくなり、これから天将に向かってますます勢いを強めて行く位置になります。
戌の28元本元は戊ですから、壬が多く存在しても戊の土質で剋されますから、水が氾濫(病気になる)する心配はありません。
そのため、戊が強すぎますと水が濁ってしまいますので、戊を剋することと壬から生じさせるために、甲を用いることが必要です。
戌の土質で壬が力を増し、秋の土質は冷たく凍土に冷たい水という状態ですから、水質を甲に洩らし更に丙の暖かさで土を温めれば、衣食住は勿論のこと、富と名誉名声が得られます。
戊が1つ天干に出る場合は、水質の清らかさが失われます。
戊と己が天干に出る場合は、車キ星と牽牛星が陽占に出ることになります。(これを官殺混雑と言います)
官殺混雑の人は、何となく無意識のままに人を引き付けるような思わせぶりな行動をしてしまうことがありますし、極貧になったり命を落としたりの危険もはらみます。
戊が天干に1つ、そして庚が天干に出る場合は、土生金、金生水となり(化殺生身)土質己と金質庚が混在してしまいますので、良く有りませんが、庚が無ければ土質を剋す甲が大運に廻った時に運が上昇します。
しかし、庚が天干に出て丁が無い場合いは、貧しくて下賎な人生となり、己が天干に出て甲が廻った場合には貧困生活を強いられます。
甲を土質を剋するために用いなければならないのに、甲と己が干合して土質に変化してしまうため、己は忌神となるのです。
もし、己や庚が28元にあった場合、天干に出た甲は甲本来の役割を果すのが可能で、清く尊い気品ある人となります。
ただし、己と甲の干合を嫌うとは言っても、それが従殺格に入格した場合は、別の考え方をします。
従殺格とは、日干支以外の干支が全て印(西方)の干支で出来ている場合を言います。
まとめ
戌月生まれの壬の守護神は
1、甲 2、丙 です。
2015-11-30
創喜